2014年3月26日 晴れです。今日は浦添群を山奥養蜂場に移動させます。巣枠の固定や巣門を閉じる作業は前日の3月25日にしています。
外勤蜂を含め全てのミツバチを移動させるには少し手間が掛ります。 内勤蜂の移動だけなら昼でも可能です。詳しくは群の輸送を参照して下さい。 |
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巣枠固定に使う道具です。お勧めはバッテリー式のインパクトドライバーです。 固定効率は悪いですが、カナズチと釘でも巣枠固定できます。 |
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巣枠の隅(赤丸の所)をネジや釘で固定します。 | |
巣枠固定作業に入る前に、ミツバチに液糖を与えると固定作業中に騒ぎにくくなります。(煙でも可) 人気が無い所なら、ミツバチが騒いでも問題無いのでそのまま固定作業が可能です。 |
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ネジや釘を少し斜めにして打ち込みます。ネジや釘がしっかり巣箱に食い込むように巣枠を固定して下さい。 | |
画像の様に全ての巣枠の固定が終わりました。 貯蜜が少ない群には、巣箱を閉じる前に液糖やハチミツ100gほど与えて下さい。貯蜜が全く無い状態で巣箱に閉じ込めると、輸送中にミツバチが餓死する可能性があります。 |
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必要があれば巣箱のフタも固定します。一般的な標準巣箱は、フタを乗せるだけで大丈夫です。 | |
特に自作巣箱の場合は蜂漏れに注意して下さい。気になる所にはガムテープをします。 | |
これで下準備は終わりです。外勤蜂が戻ってくる夜まで待ちます。 | |
夜になりました。外勤蜂は巣箱に戻っています。 | |
巣門には門番蜂が数匹居ました。 | |
煙や水を浴びせると、巣箱の中に逃げていきます。 | |
門番蜂が巣箱に引っこんだ隙に、巣門を閉じてしまいます。 | |
例外 気温が高かったり、群が大きい場合は夜でも門番蜂がとても多いです。門番蜂が多過ぎる場合は、煙や水でも全ての門番蜂を巣箱内に追いやる事は不可能です。 そのような場合は、ある程度割り切って巣門を閉じてしまいましょう。 取り残された門番蜂は、近くに他の群が居れば勝手にその群に属すので気にしなくていいです。(外勤蜂の自然合同を参照) 取り残されたミツバチが騒いで人の迷惑になりそうな場合は駆除する事になります。 |
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巣門を閉じたら巣箱の換気口を全開にします。大きな群や外気温が高いほど広い換気口が必要になります。
標準巣箱レベルの換気口であればまず問題ありませんが、巣箱を自作している人は気を付けましょう。 気温が高い夏に群の輸送は控えた方が良いです。熱さでミツバチが全滅する事があります。 |
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巣門を閉じたらいつでも巣箱を輸送できます。可能であれば夜の方がミツバチが大人しく、しかも気温も低いのでオススメです。 浦添群は、次の日の朝に車に乗せて山まで輸送しました。 運転が荒い人は、運転中に巣箱が動かないようにしっかり固定して下さい。 |
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山に到着しました。山9割・平地1割の場所です。 平地が多い方が蜜源・花粉源になる草が多く有利だと私は思います。木は瞬間的に大量の蜜や花粉を出しますが持続性が全くありません。 |
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山の養蜂場に虎次郎群と83番群を並べて置きました。 間違って出荷しないように巣箱に印を付ける予定です。 |
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開放された虎次郎群です。とても元気です。 | |
開放された83番群です。3匹ほど死んだミツバチを巣箱から引きずり出していました。特に問題ありません。 |
山の養蜂場では出荷用のミツバチを何十群も育てています。ここでは、ミツバチの数に対して蜜源植物が全く足りないので週1の餌やりは欠かせません。今後は、虎次郎・83番群にも同様に餌を多めに与える事になります。
浦添市から田舎の山にミツバチを移動させたので、一カ月以内に市役所に蜜蜂飼育変更届を提出します。都道府県外へミツバチを輸送する場合は基本的にフソ病検査が必要になります。詳しくはコチラを参照して下さい。