西洋蜜蜂用の巣枠の作り方です。 西洋ミツバチの養蜂で使う巣枠には2種類(ラ式とホ式)がありますが、どちらを購入しても問題ありません。(一部細部が違うだけで寸法は同じです。) 私のお勧めはホ式です。 ホ式巣枠は部品数が少なく組立が簡単です。 ここではホ式巣枠の組み立て方を図解していますが、ラ式巣枠も似たような感じで組立が出来るので心配無用です。
巣枠の組み立てに使う工具は養蜂家より違います。 私は電動ドリルとネジを使っていますが、エア釘打機を使っている養蜂家が多いと思います。 電動工具を持っていない方は、釘とカナズチを使用して下さい。
組み立てたホ式巣枠の写真です。 巣枠は安い物を買わない方が良いです。作りが雑で組み立てる時に苦労します。 |
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バラしました。 木の部品数は4個です。 ネジ(釘でも可)は、3cm程の長さの物を6本使います。 ネジはスリムネジというのを使っています。 詳しくは養蜂DIYの道具を参考にして下さい。 巣枠の作り方に決まりはありません。最終的には自分が一番楽だと思う方法で組み立てて下さい。 |
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ハト目とハト目押し込み棒です。 代用品が無いので巣枠材料と一緒に買って下さい。(安いです。) この道具の役目は、巣枠に針金が食いこんでいかないように保護します。 |
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写真の様にハト目を巣枠の針金を通す穴に押し込みます。 ハト目の設置は、巣枠を組み立てた後でも可能です。(針金を通す前) |
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巣枠の針金を通す穴に押し込まれたハト目です。 ハト目は、穴の奥までしっかり押し込みましょう。 |
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巣枠を組み立てましょう。 写真の様にセットしてください。ハト目を押しこんだ部分を外側にして組み立てて下さい。 |
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巣枠を組んだら、要所にドリルでネジをねじ込んでいきます。 写真の様に2ヶ所打ち込んで下さい。 |
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こんな感じになります。 次は巣枠の下の部分を固定します。 |
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こんな感じで1ヶ所固定します。 |
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巣枠組み立て完了です。 簡単でしょ? 次は巣礎シートを固定する針金を設置します。 |
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針金とニッパーを用意して下さい。 針金はステンレス製をお勧めしますが、安い鉄製の針金でも問題が起きた事はありません。 針金は太さ0.7~0.9mmの物が扱いやすいです。 |
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針金を穴に通していきます。 私は巣礎を半分しか使わないので、巣枠に開いている穴3個全部は使いません。 自分の目的に合わせて針金を張って下さい。 |
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写真のように交互に針金を巣枠の穴に通していきます。 |
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片方の針金の先端を巣枠に巻きつけて固定します。 |
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固定してない側の針金を引っ張ります。 |
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針金を思いっきり引っ張りながら、針金の両端を巣枠に固定します。 引っ張りが甘いと、針金のテンションが低くユルユルになります。ユルユルだと巣礎が接着しずらくなります。 固定した針金の余った部分はニッパーで切って下さい。 |
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針金の設置完了です。 これで巣枠作りは終了です。 |
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序でなので、巣枠に巣礎を張り付けてみましょう。 専用の道具を使った巣礎シートの張り付け方は、「巣礎の張り方」に記載しています。ここでは、専用用道具を使わないで巣礎シートを巣枠の針金に張り付けます。 まず、写真位の段ボールとハンダゴテを用意します。 |
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巣礎シートを用意します。 私はコスト削減の為に半分に切って使用していますが、一般の方は巣礎シートを切らずにそのまま使用して下さい。 |
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巣礎を巣枠にセットします。 写真の様にしっかり巣枠の溝に入れてください。 写真の右側にある蜜ロウ(巣礎を丸めた物)をハンダゴテで溶かして、針金と巣礎を接着します。 |
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写真の様に段ボールに乗せて、巣礎を針金に押し当てます。 |
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ハンダゴテで蜜ロウを溶かして、針金の上に垂らしていきます。 写真が上手く撮れません。察して下さい |
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垂らした蜜ロウは固まるまで時間が掛ります。 固まるまで針金・巣礎は動かさないで下さい。 |
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何ヶ所か固定します。 沢山固定すると外れにくくなります。 |
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巣礎枠(巣枠+巣礎)が完成しました。 これをミツバチに与えると、巣礎を基に造巣を始めます。 |
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巣枠作りは、針金を張るのが一番面倒です。 大量に作らないなら、養蜂家から完成品(巣礎枠)を買った方が結果的に安いかもしれません。 |