2016年8月20日、沖縄は晴れ~雨です。台風が大量発生していますが、直接関東に行ったり、九州から下りながら沖縄に接近する等・・・通常のルートと違うので戸惑っています。

今回は、前回情報として紹介したAn Apiary Guide to Swarm Control(分蜂制御)の簡易日本語図解を作りました。海外と日本では巣箱・巣枠の規格が異なるので、見る人が解りやすいように所々図を変更し意訳しています。

An Apiary Guide to Swarm Control図解
図の説明

群が小さいうちは、巣礎枠は育児圏の外側に追加しろとの事です。また、巣を作らせるには流蜜期が必要との事。なぜなら、ミツバチは一度貯蜜に回したハチミツを造巣用には回さないからだとか(砂糖水給餌しまくりでもOK?)。

群が小さい内は分蜂熱の心配もありません。

図の説明

群が大きくなり働き蜂が沢山増えたら、育児圏に巣礎枠を追加しろとの事です。

育児圏を分けるように巣礎枠を追加したほうが、分蜂熱が発生しずらいようです。

図の説明

群が小さく女王蜂の産卵場所が沢山あるときは、分蜂熱が発生しずらい。

図の説明

群が大きくなり、女王蜂が産卵できる場所が少なくなると分蜂熱が発生する。

継箱などで産卵スペースを増やす必要あり。

図の説明

産卵圏が分かれていた場合、ミツバチはそれを統合する。

産卵圏が固まるように巣脾枠を配置するのが良いという事です。

図の説明

隔王板を使た場合の産卵圏の変化です。

これは採蜜群でよく見かける状態です。

図の説明

貯蜜枠は育児圏に差し込んでやると良い。貯蜜に蓋がされている場合は、蓋に傷をつけてミツバチが直ぐに貯蜜を吸えるようにすること。

図の説明

強群の分蜂熱を抑える方法で有名なデマリーメソッドです。

育児圏と女王蜂産卵圏を隔王板で分断し分蜂熱を抑えます。

図の説明

2段群でデマリーメソッドをした場合です。

図の説明

群の分割方法です。ここで紹介されている群分割方法は、人工分蜂の基礎技術であるパグデンメソッドの変化形だと思われます。

パグデンメソッドについては、群分割ページの一番したの所に記載しています。

図の説明

群の分割方法です。ミツバチが通れない板(スプリットボード)を使用するのが特徴的です。

個人的にこの方法は良いと思いました。なぜなら下から上がってくる保温熱を最上段の巣箱で利用できるからです。

図の説明

分蜂熱のある群の分割方法です。女王蜂は一週間位新巣箱側に預けておいた方が、元巣箱側の分蜂熱を消す効果が高くなるそうです。女王蜂を元群に戻す時は、元群に作られた変成王は潰します。

個人的にはここまで面倒な事をするなら、さらに小さく分割してしまえば良いと思いました。しかしながら、気温が低い地域では群を小さくし過ぎると越冬に間に合わない事がある為、大きめの分割が良いのかもしれません。

図はあくまで参考です。自分が飼育している群に合わせて作業してください。

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