2014年7月02日 晴天です。七月になり、ようやく夏らしくなってきました。

現在、隔王籠(働き蜂は通り抜け出来る物)を色々探しています。また中国の通販サイトから買う事にしました。数は要らないので中国業者への直接注文は避けました。

長い隔王籠
これは日本でもよく売られている竹製の隔王籠が2連になったものです。

この程度の大きさなら、プラスチック隔王籠で代用が可能なので注文しませんでした。

ハイ!5連ですよ。まじでこんなの使っている養蜂家いるのかよ???と疑いたくなるような長さです。

ネタで作っているのか・・・? それとも隔王籠は大きい方が女王蜂を元気に隔離できるのか・・・?

色々考えましたが、王籠内で女王蜂の行動できる範囲が広いという事は、それだけ女王蜂の影響力の範囲も広いという事です。

「有王群から王台を作る方法のまとめ」に記載していますが、群内で女王蜂の影響力が下がると変成王台が作られます。

この長い隔王籠なら、女王蜂隔離中に群内で女王蜂の影響力が下がりにくく、変成王台が作られにくいのだと思います。(巣枠にクロスするように置いた場合)

多分・・・

あくまで想定ですが、このような感じだと思います。

王籠が小さいと女王蜂の影響力範囲も小さく、影響力が届かない巣枠に変成王台が出来る。

王籠が長いと女王蜂の影響力範囲も大きく、変成王台が出来にくい。

実際に検証作業をしないと言い切る事はできませんが・・・これしか理由が見当たりません。

話は変わりますが、お客さんから「ミツバチが巣門前で大量に固まっている」と電話を受けました。

多分、画像の様になっている事でしょう。

この現象は巣箱の内部が暑いので、ミツバチが外で涼しんでいる状態です。気温が高くなると中群~強群で良く見かける光景なので、心配しなくても大丈夫です。

放置しても問題ありませんが、改善策としては巣箱の換気を良くすると外に出てくるミツバチが減ります。

液糖を久しぶりに作る事にしました。いくら海外産ハチミツが安いとはいえ、自作液糖の安さにはかないません。 製造中は部屋が暑くなるのが最大の欠点です。

液糖は糖濃度がハチミツと同じ70~80%なので、砂糖水(糖濃度40~50%)に比べミツバチへの負担が少ないと思います。(ミツバチが糖の濃縮作業をしなくても良い為)

酸触媒を酢からビタミンCやクエン酸に変更した事で、臭いの問題は無くなりました。

液糖の作り方は、こちらを参考①・参考②・参考③にして下さい。

作った液糖は水に漬けて置くと、直ぐに冷ます事ができます。

液糖作りは簡単ですが、火や熱い液体を扱う作業なので十分に注意して下さい。

長い王籠は一個200円(送料込)と安かったので・・・とりあえず10個注文しました。中国通販は梱包が雑過ぎて、送られてきた養蜂道具が変形している事が頻繁にあります。苦情をしてもメールでのやり取りが恐ろしく面倒なので、多少の不良品は容認しています。

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