このページでは色々な巣箱の置き方を写真と共に説明していきます。

巣箱の置き方
地面に置く

メリット:
手間・お金が一番掛からない。

デメリット:
長期間置いていると、巣箱の脚が腐る事がある。アリが巣箱に侵入しやすい。 地面が凸凹だと巣箱を置くのに苦労します。 高さが無いので内部検査する時は腰を大きく曲げる必要がある。

地面に置く(防草シートあり)

メリット:
草が生えないので養蜂場のメンテナンスが楽になる。

デメリット:
防草シートの費用が発生する。アリが巣箱に侵入しやすい。 地面が凸凹だと巣箱を置くのに苦労する。高さが無いので内部検査する時は腰を大きく曲げる必要がある。

コンクリート面に置く

メリット:
コンクリート面は水平なので巣箱を置くのが容易です。

デメリット:
夏場はコンクリート面が暑くなり群に負担が掛かる。アリが侵入しやすい。高さが無いので内部検査する時は腰を大きく曲げる必要がある。

コンクリート面に置く(足場ブロック有り)

メリット:
コンクリート面は水平なので巣箱を置くのが容易です。ブロックの分だけ高さがでるので、大きく腰を曲げずに内部検査できます。

デメリット:
大群を飼育する場合、ブロックの費用・持ち運びが面倒です。

水平のある硬い岩盤の上に置く

メリット:
面が水平なので巣箱を置くのが容易です。

デメリット:
条件の良い場所が少ない。高さが無いので内部検査する時は腰を大きく曲げる必要がある。

地面に突き刺した台の上に置く

メリット:
凸凹な地形でも巣箱を置く事が容易です。

デメリット:
突き刺し台を製作する手間が掛かる。

地面に突き刺した長い台の上に置く

メリット:
凸凹な地形でも巣箱を置く事が容易です。巣箱を並べて置けるので効率が良い。

デメリット:
長い台を製作する手間が掛かる。巣箱の間隔が狭いので内部検査する時に邪魔になる。

地面に突き刺したパイプ台の上に置く

メリット:
凸凹な地形でも巣箱を置く事が容易です。資材が一般的で入手しやすい。

デメリット:
パイプ台を製作する手間が掛かる。

パイプ台の作り方

必要な資材:ビニールハウス用パイプ(22mm)、クロスワン(22mm用)、フックバンド(22mm用)

組み立て方:パイプは、手やハンマーを使い地面に40cm程刺し込みます。1m間隔毎に、柱パイプと横パイプを設置します。(詳しくは写真参照)

資材はインターネット通販(日本農業システムさん)でも入手可能です。

パイプ同士の固定

柱と横柱は「クロスワン」で固定すると強固になります。手前から奥に渡すパイプは「フックバンド」でも良いです。

強風時の巣箱固定(パイプ台)

パイプ台に巣箱をロープで固定できます。(写真参照) これで余程の事が無い限り巣箱は安全です。

ロープの径はナイロン系6ミリです。

パイプ台の情報提供者:鹿児島のM様

地面に設置した台の上に置く

メリット:
凸凹な地形でも巣箱を置く事が容易です。

デメリット:
台を製作する手間が掛かる。

地面に設置した長い台の上に置く

メリット:
凸凹な地形でも巣箱を置く事が容易です。巣箱を並べて置けるので効率が良い。

デメリット:
長い台を製作する手間が掛かる。巣箱の間隔が狭いので内部検査する時に邪魔になる。

丸太の上に置く

メリット:
一括して水平面を作れる。

デメリット:
丸太が重い。丸太が腐る。

小さなパレットの上に置く

メリット:
草むらに巣箱を置く際、巣門が埋もれない。木なので軽く持ち運びが容易。

デメリット:
長期間使うと木が劣化してくる。

大きなパレットの上に置く

メリット:
草むらに巣箱を置く際、巣門が埋もれない。

デメリット:
パレットが重い。長期間使うと木が劣化してくる。

巣箱を重ねて置く

メリット:
巣箱を密集させるので空間を効率よく利用できる。

デメリット:
内部検査が面倒。暑さに弱い。

移動式台に置く

メリット:
巣箱の移動が容易。

デメリット:
内部検査が面倒。移動式台にお金が掛かる。

車に置く

メリット:
巣箱の長距離移動が容易。

デメリット:
内部検査が面倒。暑さに弱い。専用車にお金が掛かる。

小屋に置く

メリット:
寒さに強い。

デメリット:
暑さに弱い。専用小屋を作るお金が掛かる。

切り株に置く

メリット:
見た目が面白い

デメリット:
切り株台を作るのが面倒。

特殊な巣箱台に置く①

メリット:
見た目が面白い

デメリット:
この巣箱にしか使えない。

木をくり貫いた巣箱です。

特殊な巣箱台に置く②

メリット:
見た目が面白い

デメリット:
この巣箱にしか使えない。

これはアフリカで使われている巣箱です。

物置台に置く②

メリット:
天候の変化に強い。

デメリット:
物置台を作る手間が掛かる。

大昔の巣箱です。昔はこんな巣箱で養蜂していました。

こんな感じで移動させていたようです。

初心者は、まず地面に直接巣箱を置いてみましょう。 時間が経つにつれ色々問題が出てくるので、その問題を解決できる巣箱の置き方を上記から選択すれば良いでしょう。

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