プロポリスは、植物が新芽や蕾等から分泌する抗菌作用をもった物質をミツバチが回収して加工した物です。このプロポリスを出す植物も蜜源植物と同じで、植物なら何でも良いという訳では無さそうです。 今の所、私が「この植物はプロポリスを沢山出している」と思えるのは下に紹介する植物です。
ミツバチがプロポリスを何に使っているかを知りたい方は、こちらのページを参照して下さい。
沖縄の海沿いに沢山群生している植物です。一見養蜂とは何の関係も無さそうですが・・・ミツバチ多く集まりプロポリスを集めています。 |
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蜜蜂は、この植物の新芽の所や新しい葉の裏をペロペロ舐めています。 |
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蜜蜂が葉の裏を舐めているのが見えます。 |
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花も咲いていますが、全く興味を示しません。蕾を舐めています。 |
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この植物には、ミツバチの他に足長蜂なども来てました。同じように新芽付近を舐めていました。 |
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ヒマシ油の原料になるトウゴマです。トウゴマにもプロポリスを求めて新芽にミツバチが来ていました。 |
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タイワンレンギョウという植物です。低街路樹として色々な場所に植えられています。剪定されている事が多く花を見る機会が少ないです。 プロポリス源にもなり、しかも蜜源が極端に少ない真夏に紫の花が咲きミツバチも訪花する結構優秀な植物です。 |
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オオバギという沖縄にはどこにでも生えている雑木です。この木は特殊なプロポリスを出すと論文に書かれていました。私はこの木にミツバチが来ているのを見た事がありません。まだまだ観察力が足りないようです。 一番上で紹介した木と葉が似ていますが違う植物です。こちらは小さなツブツブした花が沢山咲きます。 論文:沖縄産プロポリスの起源植物オオバギの発見と素材化に向けた研究 |
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オオバギの花 春にツブツブした花が咲きます。 |
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いっぺいの花です。ミツバチは花の蕾に多く訪れていました。プロポリスを集めていると思われます。 |
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パッションフルーツのツル状の新芽部分も多くのミツバチが訪れます。とても優れたプロポリス源だと思います。 |
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オキナワキョウチクトウの花柄部分にミツバチが多く訪花していました。たぶん、プロポリスを集めていると思われます。 |
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名前は解りませんが、沖縄ではよく見かける住宅の塀などに張り付くツル植物です。ミツバチは新芽の裏部分を舐めていました。 |
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沖縄では山などでよく見かける木です。花芽部分をミツバチが舐めていました。2月に撮影 |
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黄色い花を咲かす木です。 ミツバチは蕾の周りを舐めていました。 6月に浦添市で撮影。 |
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モモタマナ モモタマナは学校や公園などに多く植えられています。 ミツバチは若芽部分を舐めていました。 若芽が多い木には、数匹のミツバチがプロポリスを採りに来ていました。 モモタマナは、結構優秀なプロポリス源なのかもしれません。 |
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ベンガルヤハズカズラ 沖縄県ではよく見かけるツル植物です。蕾や若芽部分にミツバチが訪れます。 |
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細身のヤシの木 沖縄県でよく見かける背の低い細身のヤシの木です。 この花の茎部分を多くのミツバチが舐めていました。 手で触ると蝋のような物がくっ付きます。 かなり優秀なプロポリス源だと思われます。開花期は7~8月です。 |
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ホルトノキ 沖縄県ではよく見かける街路樹です。蕾や若芽部分にミツバチが訪れます。 |
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シークワサー 沖縄県ではよく見かける柑橘系の木です。蕾や若芽部分にミツバチが訪れます。 |
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松 沖縄県でよく見かける松です。一部の松の枝の生え際にミツバチが数匹集まって何かを吸っていました。 松の樹液を吸っているのか又は松脂やプロポロリスを集めていると思われます。 松は蜜源や花粉源になりませんが、ミツバチにとって全く役に立たない植物では無いようです。 |
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松(追加情報:2020/05/14) その後、松に訪れるミツバチを観察した所、松脂を集めていました。 写真は松脂を足に付けて集めているミツバチの様子です。 松の木もミツバチに有益な植物と判明しました。 |
花蜜や花粉と比べると蜜蜂が求めるプロポリスの必要量は少ないです。そういう理由でプロポリスを集めている蜜蜂も少ないと推測できます。