雄蜂が群内に沢山居ると、餌を大量に消費するのでオス蜂が邪魔な時は駆除しましょう。 ただ、オス蜂は女王蜂の交尾に必須の生物です。女王蜂生産中は大量に居るほうが都合が良いので駆除はしないほうが良いです。
私が行っているオス蜂の駆除方法ですが、巣門にオス蜂排出口付きの隔王板を一週間ほど取り付けます(簡単に自作可能)。 オス蜂排出口より巣箱の外に出たオス蜂は、巣門隔王板により巣箱内に戻れなくなります。
蜂は先端が尖った穴に入るのが苦手なので、その習性をオス蜂排出口に利用しています。この原理は、オオスズメバチ捕獲器などにも利用されています。 偶然、王台ガードが都合の良い形をしていたので、王台ガードをオス蜂排出口として使っています。
一般的な巣門用の隔王板です。製品により隙間の幅が微妙に違いますが、隙間幅は4mm前後の製品が多いです。
写真の製品は、隙間幅が4.0mmと少し狭いです。 |
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これは継箱用の隔王板ですが、プラスチック製なので容易に切る事ができ、巣門用・その他色々な用途に使う事ができます。
隙間幅が4.3mmと丁度良く、使い勝手がとても良いです。 |
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オス蜂排出口が付いているタイプの巣門用の隔王板です。隙間幅は3.7~3.9mmとかなり狭めです。
オス蜂は排出口から外に出る事は出来ますが、蜂の習性上、内部に戻る事は殆どできません。 |
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自作のオス蜂排出口が付いている巣門隔王板です。 自作巣箱の巣門に取り付け出来るように作りました。 オス蜂排出口は、王台ガードで作りました。
オス蜂排出口付きの巣門隔王板は、自分が使用している巣箱の巣門に合わせて自作して下さい。 |
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こちらは継箱用のプラスチック隔王板を切り、巣門用として利用しました。
継箱用の隔王板は大きいので、色々なサイズの巣門隔王板を作れます。 |
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オス蜂排出口から外に出て、内部に戻れなくなったオス蜂達の様子です。
オス蜂が多い群では、一時的に巣門前が巣箱に入れないオス蜂だらけになります。オス蜂は羽音がとても煩いので、住宅地でオス蜂を除去する際は周囲の住民に気を使ってください。 巣箱に入れなくなったオス蜂達は、巣門近くに一時的に屯しますがそのうち居なくなります。 巣門前のオス蜂が邪魔な場合は、虫取り網などで捕り駆除して下さい。 |
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隙間を通り抜け出来ない働き蜂が多過ぎる場合は、隔王板の隙間を少し削る、又はより隙間が広い物を使ってください。
補足:群により働き蜂の体の大きさは微妙に変わります。 |
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隔王板の隙間を削る道具:
隔王板の隙間を均等に広げるには、電動ドリルドライバー(インパクトドライバーも可)を使用すると簡単です。 4mmの隙間を4.2mmにしたいなら、直径4.2mmのドリルを使用します。 隙間とドリルの大きさが違い過ぎると、隙間が歪んで削れます。 そのため、隙間とドリルの差は0.2mm位にした方が良いです。 |
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隙間の削り方:
ドリルを隙間に入れ回転させ、軽く左右に動かし隙間を削り広げます。 一度隙間を削ると、元の幅には戻らないので削り過ぎに注意しましょう。 隙間に付いた削りカスは、ガスバーナー等でサッと焼いて除去できます。火を当てすぎるとプラスチックが変形するので気を付けてください。 |
隙間幅3.8mm = 働き蜂の通過性はとても悪い
隙間幅4.0mm = 働き蜂の通過性は悪い
隙間幅4.2mm = 働き蜂の通過性は普通
隙間幅4.5mm = 働き蜂の通過性は良い
隙間幅5.0mm = 働き蜂の通過性はとても良い
*隔王板の隙間幅が5.0mmでもオス蜂は通過出来ません。