余剰ミツバチとは、群が大きくなるにつれ巣箱の蓋にくっ付き待機している働き蜂の事です。この待機中の働き蜂は、攻撃性が分蜂群並みに低く他群に簡単に合同できます。
巣箱の蓋にくっ付いている余剰ミツバチの画像です。 群が大きくなると暇なミツバチ?が増えてきます。 | |
この塊になっているミツバチを触っても攻撃してくる事はありません。 攻撃性が低い若い働き蜂が集結してると考えています。
この若いミツバチ達は、外部の記憶も余り無いようで他群に移しても自分の巣箱に戻りづらいです。(4~7割残ります。) |
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この余剰ミツバチの合同方法は、非常にシンプルです。
まずは、合同したい群の所に蓋ごと余剰ミツバチの塊を持っていきます。 |
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巣門前に、余剰ミツバチ達を振り落とします。 これで終了です。 | |
時間が経つと、余剰ミツバチ達は巣箱の中に入っていきます。 | |
余剰ミツバチの塊を巣箱の中に直接投入した方が合同効率が良いのでお勧めです。 | |
投入した余剰ミツバチ達は、すぐに他群に馴染んでしまいます。 | |
他群の女王蜂に攻撃する事もないので、働き蜂が少ない有王群に即戦力としてミツバチを補充できます。 |
この合同方法の注意点は、触ると飛んだり攻撃してくる働き蜂の塊は余剰ミツバチではありません。余剰ミツバチは触っても反応が鈍く大人しいのが特徴なので、合同する前に軽く触って確かめてください。
働き蜂数の調整等に気軽に使える合同方法なので、色々な場面で活用してください。 ただし、余剰ミツバチを他群に与えすぎると群のバランスが崩れて増勢が止まったり、オス蜂だらけの群になる事があるので注意も必要です。