植物の受粉・交配の手助けをする昆虫達の写真です。人間が繁殖させている虫から野生の虫まで多くの種類がいます。一部の虫と植物は共存関係にあります。お互いを利用しあって子孫を増やしています。

昆虫達

ミツバチ

受粉界のヒーローです。イチゴやマンゴーなど色々な農作物の交配・受粉の手伝いをします。人間が利用する生物として環境適応能力と汎用性に長けています。とても素晴らしい生物です。

ハエ

匂いが強い花に集まりやすいです。マンゴーの交配では広く使われています。魚の死体などを使い自然繁殖させます。 ウジから繁殖させている期間に寒い日が続くと上手く羽化できません。マンゴー農家の方は、ハエ派とミツバチ派に分かれるようです。

マルハナバチ

トマト・ナス農家さん大人気の大型のハチです。1匹当りのポリネーション率はミツバチより高いですが、働き蜂の数は少ないです。 外来種のセイヨウオオマルハナバチが強すぎて国産のマルハナバチを駆逐しかねないという問題が起こっています。

土の中に巣を作ったり、女王蜂は交尾後休眠したり、ミツバチとは生活史が異なります。汎用性はミツバチの方が高いと思います。

コマルハナバチ

触角が長い日本ミツバチの様な姿をしています。西洋ミツバチが訪花しない植物に良く訪花しています。 この蜂を増やそうと考えていましたが、ミツバチと比べて農作物の交配に大した差が無さそうなので断念しました。沖縄では5月頃によく見かけます。

チョウ

ストローな様な口で蜜を吸いながら植物の受粉を助けます。

チョウ

綺麗なチョウです。どう進化したらこんな姿になるのでしょうか? 意図的としか思えません。

アブ?

ハエかアブか解りません。野生のハエと一緒に香りが強い花に群がってました。

アブ

これはアブだと思います。いろんな植物の交配の手伝いをします。 黒っぽくて大きいアブから写真の様にミツバチに似たアブまで数種類居ます。

女王蜂かな?

足長蜂の女王蜂だと思います。(確信は無いです。)花をごそごそ漁ってましたが、巣作りの為訪花してるのかもしれません。

カナブン

植物を破壊しならが受粉を手伝います。艶消しタイプや黒と白の斑点模様のカナブンを数種類見た事が有ります。

沖縄ではパパイヤの実に群がってるのを良く見かけます。

とても小さな昆虫達①

小さいけど頑張ってるようです。

とても小さな昆虫達②

顕微鏡で見ないと解らない虫達も頑張っています。花粉を食べている虫だと思います。

スズメガ(ホウジャク)

ホバリングしながら蜜を吸い受粉の手伝いをします。飛行能力が極端に高く色々な植物の受粉を手伝います。

ホウジャク②

結構口が長いです。羽ばたく速度がとても早くピンボケしています。

ホウジャク③

シャッタースピードをとても速くしました。羽がしっかり見えますね。

現代農業は農薬無しにはあり得ません。農薬があるからこそ、農作物の大量生産が可能であり質の良い作物が沢山採れるのです。ただ農薬は害虫・益虫を区別なく殺してしまうので、耕作地の受粉昆虫が居なくなってしまいます。 そこに受粉昆虫としてミツバチが投入されています。

耕作地は農薬を使い生物多様性を無くす事で、農作物の大量生産を可能にしていますが本当にそれが正しい選択なのかは後世の方々が判断するでしょう。

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