液化二酸化炭素は、専用レギュレーター・耐圧チューブ等が必要になり一般向けではありません。 ここでは熱帯魚用に売られている安い小型ボンベを紹介します。

一般向けの二酸化炭素の利用

水草用の二酸化炭素(小型ボンベ)です。ホームセンターでは一本1200円前後で売られています。 3本セットは2400円なのでお得です。

メリット・デメリット

このCo2ボンベの一番のメリットはシンプルで安全な事です。ボタンを押せばCO2ガスがシューっと出てきます。

デメリットはCo2含有量が異常に少ない事です。ボタンを押し続けると3分50秒程しかガスが持ちません。 ガス噴出量はドンドン低下していくので、実質3分程しか使えません。

女王蜂マーキングで使うなら、ボンベ1本で8~9回分のガス量です。

どうしても多くのハチをCO2曝露する場合は、小型耐圧ボンベ入りの液化二酸化炭素を使った方が良いでしょう。

専用の道具や安全対策が必要になりますが、空になった耐圧ボンベを交換する事ができるので経済的です。

こんな小さな耐圧ボンベでも、紹介中のCo2ボンベより約6倍ものCO2ガスを含んでいます。

この小型ボンベには熱帯魚用のエアチューブが取り付けられます。ガス圧も弱いので耐圧チューブを使う必要はありません。

ミツバチをビニール袋に入れてCO2曝露する場合は、エアチューブを取り付けましょう。

画像のように直接二酸化炭素をミツバチに吹きかけても全く効果はありません。ガスが勿体ないので真似しないでください。

画像のようにガスが拡散しないように工夫すれば効果はあります。

図解です。私は、高濃度の二酸化炭素が巣碑内の卵・幼虫・蛹にどう影響するか全く解りません。気絶するだけで済むかもしれませんし、そのまま死んでしまうかもしれません。

二酸化炭素を注入すると容器と巣碑に挟まれた範囲のハチの動きが止まります。

雄蜂と女王蜂も気絶させました。

二酸化炭素は空気より重いので、容器の底に溜まります。

容器を密閉してCO2を注入すると写真の様に完全に気絶します。女王蜂が気絶している間に羽を切ったりマーキングをする事ができます。

CO2曝露時間は15~30秒で大丈夫です。ミツバチの意識が直ぐに戻る場合は、CO2が容器から漏れています。

この方法はCO2ガスを無駄に消費します。下記のように女王蜂キャッチャーと組み合わせた方が良いです。

女王蜂キャッチャーを持っている方は、一旦女王蜂キャッチャーで働き蜂や女王蜂を捕まえてビニール袋に入れましょう。

ビニール袋の中に二酸化炭素ガスを注入すれば効率よくミツバチを気絶させる事ができます。

CO2に15秒曝露で1~2分気絶します。直ぐにミツバチの意識が戻ってしまう場合は、CO2曝露時間を更に長くして下さい。

熱帯魚用の二酸化炭素小型ボンベはホームセンターに売っていますが、アマゾンなどの通信販売で買った方が安いです。

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