2016年7月18日、沖縄は晴れの日が続いています。色々文献を調べたので必要な部分だけ抜粋します。

下記の文献により、前回実験の疑問がほぼ解決しました。アネトール(アネソール)は、試薬を購入し誘引性を体験したいと思います。また、養蜂場のハチミツの香は、既に現地のミツバチには餌と認識されているので、現地のミツバチを効率よく誘引する時に使えそうです。他にもミツバチ誘引剤は色々使い道がありそうです。 

現在、ミツバチの餌場認識テストをしていますが盗蜜も同じ原理ですね。盗蜜対策は、ミツバチ(斥候蜂)に良い餌場と認識されないようにする事が一番大切だと思いました。 

ATTRACTION OF APIS MELLIFERA L. (HYMENOPTERA: APIDAE) TO VOLATILE COMPOUNDS.

アネトールにはミツバチ引き寄せる効果がある。使用量は5mL(濃度98%)。*アニス種にはアネトールが多く含まれている。

Floral oils: their effect on nestmate recognition in the honey bee, Apis mellifera.

花のオイルを使ったミツバチ実験。ここでもアネトールが使われている。

The Importance of Perfume in the Discovery of Food by the Worker Honeybee (Apis mellifera L.)

ミツバチは香と餌を関連付ける事が出来る。生まれつき好きな香・嫌いな香がある(シロツメクサの香は大好き)。ミツバチを引き寄せるにはかなりの量の臭いが必要(少しではダメ)。

Imprecision in waggle dances of the honeybee (Apis mellifera) for nearby food sources: error or adaptation?

餌場が近すぎると餌場を知らせる蜂ダンスが不正確になる。これは前回の実験で経験しました。

How Bees Remember Flower Shapes.

ミツバチは花の形(物の形状)をある程度認識できている。

Long-range foraging by the honey-bee, Apis mellifera L.

ミツバチは状況にあわせ、かなり遠くまで訪花する。この実験で得られた外勤蜂の飛行距離データ:0.5km以内=10%, 6km以上=50%, 7.5km以上=25%, 9.5km以上=10%。飛行距離は、季節により大きく変動していますが、7kmくらいはミツバチの訪花圏内と考えるほうが良さそうです。

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