2014年5月09日 沖縄は梅雨真っ最中ですが、今日は運よく曇りでした。
長雨の影響で湿度が高く山道がぬかるんでいました。「ハブでないかな?」と考えつつ山道を歩いていると・・・60cm位のハブが居ました。ハブは私を見つけると直ぐに草むらに逃げて行きました。
梅雨の期間は、ハブは活性化しミツバチは集蜜活動があまり出来ず餌不足になり易いです。なにより雨が多いので養蜂作業が非常にしずらくなります。私の様に一週間に一度、しかも短時間しか作業チャンスが無い養蜂家には厳しい期間です。
デイゴの花が咲きだしました。鮮やかな赤色のとても綺麗な花です。残念ながらミツバチの訪花はありません。 | |
道具入れに少しハチミツが付いてたらしく、どんなに追い払っても沢山ミツバチが集まってしまいます。しかたないので道具入れは放置しました。 | |
さて、今週の虎次郎群はどうなっているでしょうか? | |
虎次郎さんは、いつもと変わらず王籠内部で元気でした。巣枠の間に置いていた王台は羽化した形跡がみられました。 | |
新女王蜂を発見しました。この女王蜂は、微妙に色が薄いような気がします。
虎次郎の影響で群から追い出されないか心配でしたが無事王台から羽化していました。 |
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交尾飛行は一週間後にはすると思いますが・・・悪天候が長く続きそうなのでどうなるかわかりません。
長雨を考慮して砂糖を少し与えました。 |
色々ありましたが、なんとか新女王蜂の羽化までたどり着きました。交尾飛行に成功する事を期待してます。
この群は2週間ほど前からカーニオラン女王蜂を作らせている群です。(4月24日日記参照) | |
全く黒くない新カーニオラン女王蜂???が居ました。この新女王蜂はカーニオラン種の卵から発生した女王蜂と思うのですが・・・。
考えられる原因は二つしかありません。1つ: 私のミスで、もともとイタリアン女王蜂が群に居た。 2つ: 卵を産んだカーニオラン女王蜂はイタリアン種の雄とも交尾していた。 83番群にイタリアン種が少し混じっているのは、迷い込んだわけではなく元々83番女王蜂が産んだカーニオラン種+イタリアン種のハーフ蜂の可能性も出てきました。 |
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83番群はまた増えていて6枚群になりました。勢いに乗ったカーニオラン種はイタリアン並みの繁殖力だと思いました。 | |
今日は曇りなので巣門付近のハチは少なめです。 | |
83番は純血のカーニオラン女王蜂だと思いたいのですが、今回産まれてきた女王蜂の結果を考えると言いきれなくなってきました。
ミツバチは一妻多夫制なので、血統を守り抜くのはプロのブリーダーでも難しいのかもしれません。 |
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まだ確信が無いので、83番群から卵が沢山ついた巣脾枠を一枚抜きとり試験する事にしました。 巣碑が硬かったので、働き蜂は巣脾枠を激しく揺すって落としました。巣碑が柔らかい場合は、蜂ブラシを使いましょう。 |
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ちょうど王台作成中のイタリアン無王群が居ます。この群にカーニオランの卵を与えて新女王蜂を作らせます。 | |
作られているイタリアン種の王台は全てピンセットで除去しました。王台を発見しやすくする為、巣脾枠を揺すって蜂をある程度落としてから王台を探しました。これだけ念入りに探せば見落としはないと思います。
これでこの群が女王蜂を新たに作るには、カーニオラン種の卵・幼虫を利用するしか方法がありません。(理由:もう女王蜂化できるイタリアン種の卵や幼虫が無い為) |
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83番群から抜いた巣脾枠を真ん中にセットしました。2週間後に新女王蜂(カーニオラン種)が産まれる予定です。 | |
一枚巣脾枠を抜かれてしまった83番群です。これまで計2枚巣脾枠を抜かれています。 | |
他群から作りかけの巣脾枠を持ってきて、83番群に与える事にしました。 | |
与えました。群に勢いがあるので直ぐに全巣脾枠化してくれる事でしょう。 | |
砂糖+酵母粉末をいつもの3倍与えました。これで巣を作るエネルギーに関しては大丈夫です。 |
83番群を9枚満群にしようとしていますが、ちょこちょこ巣脾枠を抜いているので増勢が遅延しています。しかし、ここまで群に勢いが出てしまえば後は餌さえしっかり与えていれば直ぐ9枚群なります。なんとか6月終わりまでには9枚群になるように前向きに善処いたします。(環境・女王蜂の不調で、群の勢いが止まる事もあります。)