2014年4月16日

桜が咲いております。懐かしいヤンバルの桜が今年も咲いております・・・・・・。思い起こせば1年前、つまらねぇことで旧女王蜂と大喧嘩、頭を血の出るほどブン殴られて、そのまんまプイッと巣箱をおん出て、もう一生帰らねえ覚悟でおりましたものの、花の咲く頃になると、きまって思い出すのは故郷のこと。

虎次郎群
ガキの時分、鼻たれミツバチを相手に暴れまわった蜜源が咲いている公園や、奥間川の土手や、ヤンバル野生生物保護センターの境内のことでございました。
風の便りに旧女王蜂も、秀才の姉女王蜂も出荷されてしまって、今はたった一人の妹ミツバチだけが生きていることは知っておりましたが、どうしても帰る気になれず、今日の今日まで、こうしてご無沙汰に打ち過ぎてしまいましたが・・・
今こうしての巣箱の上に立って、生まれ故郷を眺めておりますと、何やらこの胸の奥がポッポッと火照ってくるような気がいたします。
そうです、私の故郷と申しますのは、沖縄県国頭村の奥間でございます。
俺がいたんじゃ 分蜂もできぬ~
わかっちゃいるんだ 新女王蜂よ~
い~つかおまえの よろこぶような~
偉い女王蜂に なりたくて~
奮斗努力の~ 甲斐も無く
今日も涙の~~~~
今日も~涙の 日が落ちる
日が~~~~~落ちる~

無事、新女王蜂が産まれて交尾に成功する事を心から願います。今回の作業内容は、王台がまた3つ作られていたので二つを潰し、虎次郎を隔王籠に閉じ込め一番隅の巣枠の間に置きました。

私は、ミツバチの分蜂を確率で考えて作業しています。群が小さく分蜂する可能性が低い場合は、群に女王蜂+王台が複数あっても放置します。結果は、現女王蜂が分蜂せずに群から追い出され王台が残ります。残った複数の王台から産まれた新女王蜂達も分蜂せずに殺し合い、最終的に女王蜂は1匹になる事が多いです。

貯蜜が多かったり群が大きい場合は、群に女王蜂が複数存在すると分蜂する可能性が高いので女王蜂は1匹にしています。(王台も1匹の女王蜂と見なす。)

分蜂を確率で考えて作業すると、内部検査効率は非常に良くなりますが・・・分蜂させてしまう事もあります。市街地で養蜂している方は、「群に女王蜂は1匹(1つの王台)」を基本に作業して下さい。

虎次郎群は弱群ですが、分蜂しそうな雰囲気だったので王台を1つにしました。虎次郎は王籠に入れて一時的に保護していますが、王籠中の女王蜂は女王蜂1匹として群に認識されずらいので多分問題無いでしょう。

女王蜂は巣箱内部を動きまくり、女王フェロモンを群全体に拡散させています。女王蜂を王籠に閉じ込めるとフェロモンの拡散が上手くいかず、群が女王蜂を失ったと勘違いして王台が作られる事があります。隔王板などで女王蜂の移動を制限しても同じ事が起きます。女王蜂が行けない場所に卵や幼虫が残っていると王台が作られる事があります。

83群
83番群は、前回より増えている様に見えます。
卵・蛹が大量です。一方、貯蜜はとても少なくなっています。育児に群のエネルギー(貯蜜)を全力で投資しているようです。
オス蜂巣房は少ないのに、なぜかオス蜂が大量に居ます。

オス蜂って記憶力が働き蜂より弱いんでしょうか?自分の巣に戻れていません。他群に合流し過ぎです。

今が増勢のチャンスなのよ!!!!
全ミツバチ達! 育児に気合入れなさい!
83番女王蜂の気合いに答えて、新しい巣礎枠を追加しました。

83番群は煙に敏感で、煙を掛けるととても大人しくなります。

巣箱に砂糖を通常の3倍投げ入れました。代用花粉も多めに与えた方が増勢早くなりそうです。

虎次郎群 vs 83番群の増勢対決は勝負ありです。はらたいらさんに3000点掛けてもいいです。

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