2013年12月10日、虎次郎群にセラミックヒーターを取り付ける作業をしました。

虎次郎群
ツワブキが咲いているのを見ると冬の訪れを感じます。ツワブキが咲き終わると3月くらいまでは蜜源植物が少ない期間が続きます。

沖縄本島だと2月位が一番寒くて蜜源植物がとても少ないです。

今日は比較的暖かい(19度)ですが、風がとても強く寒く感じます。虎次郎群はあまり飛んでいませんでした。
昨日用意したセラミックヒーターを家の外部コンセントに接続して、虎次郎群を保温用に加工した巣箱に移します。
毎度お馴染みの巣箱の移し替えです。元の巣箱と保温用巣箱の位置を入れ替えてから、ミツバチを移していきます。
虎次郎群は元気そうです。
ミツバチ数は前回と同じくらいだと感じます。産卵圏の拡大は見られません。
虎次郎群を保温用巣箱に全て移しました。(巣枠4枚)
ここで問題発生です。なんとヒーターが巣箱に入りません・・・。
しかたないので、ハチがあまり付いていない巣枠を一枚抜いてヒーターを中に入れました。

まあ、3枚満群になれば冬でも自力で増勢できるので良しとします。

貯蜜が少なかったので、今日はオリゴ糖(イソマルトオリゴ糖50%以上配合)を与える事にしました。

ミツバチってイソマルトオリゴ糖を分解する酵素もってるのかな?と疑問に思いつつも死ぬことは無いので与えました。一部の花蜜にはオリゴ糖類が含まれているので、ミツバチがオリゴ糖食っても大丈夫です。

この製品にも記載されているように、ミツバチ体内の乳酸菌の餌に成るでしょう。

見えずらいですが、トレイにオリゴ糖液が入っています。無色透明です。
現在、外の気温は19度です。
巣箱内の温度を確認するために、事前に開けた穴に温度計を突き刺しました。

補足:この温度計は巣箱内部の一部の温度を測っているだけです。ミツバチの育児圏は34~35度あります。育児圏から離れるほど測定値が外気温に近くなります。

巣箱には隙間があります。この隙間から巣箱内部の暖かい空気が徐々に逃げていきます。
ヒーター、温度計設置完了です。元の巣箱の壁に残っていたミツバチも全て叩き落としました。
ミツバチが仲間を呼ぶ時は、お尻を上げてフェロモンで誘導します。

矢印で示した所からフェロモンを出しているそうです。ここを塗料などで覆うとフェロモンを出す事ができず、仲間を巣門に誘導する事ができなくなるそうです。

外に放りだされた仲間も保温用巣箱に集まってきました。 問題無く保温用巣箱に虎次郎群を移せました。
3時間後には巣箱内部の温度は27度になっていました。良い感じだと思います。

追加事項:12月11日の夜(外気温16度)の時に、巣箱内部は23度でした。

さあ、虎次郎群は産卵圏を拡大してくれるでしょうか? 常識的に考えて巣箱内部が暖かければ・・・群の負担が大幅に減り産卵圏は拡大するでしょう。 蜜源植物の減少が気に成るので代用花粉も次から与える事にします。

83番群
こちらも毎度お馴染みですが・・・外勤蜂は結構出入しています。
変化なしです。
まったく変化がありません。
泥棒蜂を発見しました。一匹居ました。

この泥棒蜂を良く見て下さい。お腹の体毛が少ないですよね? これもミツバチの病気の1つだそうです。治療法は無くその内治るみたいです。(病気に掛ったミツバチは徐々に弱り死ぬそうです。)

人間で例えるとインフルエンザみたいなもんでしょうか? 時々見かけますが、この病気が問題になった事は私の養蜂場では一度も無いです。

83番女王蜂は、度重なる虎次郎群の盗蜜にお怒りの様です。
こちらにもオリゴ糖液を与えてみました。貯蜜はあるんですけどね。
オリゴ糖を吸ってパワーアップしたハチが巣箱から勢い良く飛び出していました。

栄枯盛衰という言葉があります。この83番群は・・・いつ栄えてくれるのでしょうか・・・

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