2013年12月2日、浦添群を内部検査しました。ここ最近は気温が低く北風が強く寒い日が続いています。急激に寒くなった印象を受けます。最低気温は沖縄でも15度位まで下がる日もあります。風があるので体感温度は更に低いです。

虎次郎群
現在の浦添は、蜜源植物の量は普通くらいです。もう少し気温が下がると蜜源植物が減っていきます。
出入している働き蜂の数は、秋ごろの半分以下になっています。
前回与えた餌がまだ残っています。かなり群の活性が落ちています。
引き籠りがちな虎次郎群です。 急に寒くなった影響だと思います。
群の勢いが無いのでアリも侵入してきてます。 しかし、アリの勢いも依然と比べて無いので害にはなっていないようです。
群全体としてはこんな感じになっています。現在、2枚群くらいです。見かけ上は3枚群ですが、実質2枚群くらいです。

2枚群だと冬(沖縄本島)は増勢が厳しいです。3~4枚群あれば増勢できます。

産卵圏の縮小が更に進んでいるようです。弱群なので保温力が弱く、気温が低いと産卵圏を拡大できません。

補足:沖縄は暖かいので弱群でも生存していますが、寒い地域だと群が凍死していると思います。

前回加えた巣脾にも全く卵を産んでいません。花粉と蜜を少し貯めていました。 新しい巣碑に卵を産まないという事は・・・今の所、産卵圏を広げるつもりは無いという事を意味しています。

半沢群に一枚与えたのがミスだった気がします。増勢が間に合いませんでした。

虎次郎:
寒くてこれ以上育児できないです。気温が上がる春まで待ってくれ!

虎次郎群は弱群のまま冬に突入してしまいました。私の経験では・・・このままジリジリ産卵圏が減っていき、気温が上がり出す春頃にまた群の勢いが上がるパターンです。

何も変化が無い群の日記を更新し続けるのはキツイので、巣箱に爬虫類用のヒータを設置して保温しようと思います。 保温力が無いなら・・・保温してあげましょう。

83番群
83番群は、出入しているミツバチは秋と変わりません。
巣の構成は、虎次郎群と変わりません。産卵圏を包むように貯蜜圏があります。

まあ・・・この83番群は夏からずーっとこんな調子です。春までこのままのような気が・・・します。

巣の構成が上の写真のようになるのは、巣門から入る風の流れが関係していると思います。

風の影響を受け易い場所は、寒くなるので育児には不利だと思います。(保温力が弱い弱群の場合)

ヒーターで巣門の逆側を温めたら育児圏になるか実験してみようと思います。保温が関係しているなら、暖かい場所が育児圏になるはずです。(虎次郎群で実験します。)

貯蜜房にフタがされています。蜜は虎次郎群より多く持っています。今回は盗蜜している虎次郎群のミツバチは居ませんでした。
前回、反対側に移した巣碑には少しだけハチミツが溜まっていました。少しは使ってくれているようです。

動画も2個ほど撮りました。動画①(巣箱内部・煙使用) 動画②(巣門前)

83番群は全く変化無しです。非常に安定?しています。

ミツバチの新しい本が販売されています。分蜂に関する知識が増えますので興味がある方は読んでみて下さい。分蜂群が好む巣箱・条件など詳しく書かれていますので、分蜂群を捕まえたい人にオススメです。他には、蜂球の作り方(人工分蜂群)など実際の養蜂では役に立たないですが面白い事も書かれています。

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