2013年7月26日、虎次郎群の内部検査と、前回・前々回に虎次郎群から抜いて無王群に渡した有児巣枠から変性王台が作られているかの確認です。
浦添に置いてある巣箱です。一番奥から虎次郎群・中央はカーニオラン5番女王蜂を追い出した群・手前のカーニオラン83番女王蜂失踪群となっています。この2群(無王群)に虎次郎から有児枠を分け与えています。 | |
死んだハチや弱ったハチはアリに連れて行かれます。そのおかげで巣箱の周囲は死骸1つ無く綺麗です。 | |
まず虎次郎群から内部検査していきます。働き蜂が微増してきており、とても順調の様です。 | |
虎次郎が写真中央に見えます。有児枠2枚を抜かれましたが、頑張っています。 | |
虎次郎群には100mlくらい給餌して内部検査終了です。何も問題ありませんでした。 | |
次は5番無王群を内部検査します。しっかり変性王台を作っているでしょうか? | |
うーん・・・有精卵を与えたのに・・・どこにも変性王台を作っていません。有精卵を与えてまだ3日しか経っていないので早かったかもしれません。それより問題なのが、働き蜂産卵が強烈に始まっていて他の巣碑の巣房の中は複数の卵だらけでした。
この5番群はもう駄目でしょう。 女王蜂は追い出すし、働き蜂産卵が酷すぎます。有児巣枠をあと2~3枚追加すれば復活可能だと思いますが・・・面倒なので働き蜂産卵群の経時変化写真のサンプルにしようと思います。 |
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次は83番無王群を内部検査します。この群は、有児枠を5日前に与えているので・・・流石に変性王台を作っているでしょう。 | |
どこにも変性王台が見当たりません・・・しかも巣房の中には卵が・・・綺麗に産みつけられています??? これはどう考えても働き蜂が産んだ卵の配置とは考えにくい・・・居るのか? 交尾済み女王蜂が・・・ | |
失踪したと思ってたカーニオラン女王蜂が居ました!!!!生きてたんですね。死んだと思ってました。内部検査の時は、巣箱の壁にでもくっ付いてたのかもしれません。こんな印が付いている女王蜂を見逃すとは思えません。 何はともあれ無事で良かった。とりあえず1群はカーニオラン種を保持できました。1群から純血種を増群するのは大変なので、来年また2匹位カーニオラン女王蜂を買う予定です。 |
カーニオラン女王蜂(83番)が生きていたのは想定外でした。虎次郎と83番は、夏が過ぎるまで浦添で大切に育てようと思います。
最近は、暑さと蜜源植物の減少で山奥の養蜂場のミツバチ群(40群位)は増勢が極端に落ちています。オス蜂も群から追い出されていて交尾成功率が30%位になっています。今後、更にオス蜂が減ると思うので、オス蜂が増える秋頃まで増群が厳しいです。