一般的な女王蜂輸送(王籠+お供蜂数匹)では保温力が足りず女王蜂をチルド輸送できませんが、お供蜂と食糧を多く持たせることで女王蜂をチルド輸送できるようになります。
メリットは、真夏・真冬でも女王蜂を輸送できるようになります。 デメリットは、輸送コストが掛かる事です。
このような構成でチルド輸送が安定します。
貯蜜は500gもあれば十分に足ります。段ボール巣箱・段ボール巣枠を使うと輸送コストを抑える事ができます。 |
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輸送前の写真です。 ほぼ1枚群を輸送する感じです。
女王蜂は王籠に入れずに輸送しています。理由は、働き蜂達がどこに蜂球化するか正確に解らないからです。 |
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巣枠の上を発砲スチロール等で覆うと保温性が高まります。
この段ボール巣箱や段ボール巣枠は、浦添養蜂園で販売しています。 |
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左の写真は小さな箱でチルド輸送実験を行っていた時の写真です。
このような小さな箱でチルド輸送できれば良かったのですが、輸送に失敗する事が多く実用化までは至りませんでした。 しかし、この実験ではミツバチの低温影響や蜂球の保温力について学べました(記事はこちら)。 |
一般の方は女王蜂のチルド輸送を使う機会は無いかもしれませんが、交尾済み女王蜂を販売する養蜂家は覚えておくと販売の幅が広がります。