西洋ミツバチの養蜂する上で必要な主要な道具類を説明します。ここでは、無くても問題が無いマニアックな道具類の説明は省いています。

養蜂道具の説明

巣箱(すばこ)

必要性: 必須

巣箱はミツバチ達の住処になります。巣箱には色々な種類・大きさがありますが、自分の目的に合わせた巣箱を使用してください。

一般的な養蜂では、巣枠が10枚入る標準巣箱を使っている方が多いです。

巣礎枠(すそわく)

必要性: 必須

ミツバチの巣の基になります。この巣礎枠にミツバチ達が巣を作っていきます。完成品を養蜂家から買う事ができます。(自作可)

補足:巣礎枠とは、巣枠に巣礎をくっ付けた物です。巣枠・巣礎を単体で使う事はありません。 巣枠と巣礎はセットと考えて下さい。

継箱(つぎばこ)

必要性:☆☆☆

巣箱の上に継ぎ足して更に多くの巣枠を入れる事ができます。ハチミツを採りたい人は持っていたい道具です。

隔王板(かくおうばん)

必要性:☆☆☆

巣箱と継箱の間に挟んで使います。巣箱と継箱間の女王蜂の移動を制限できます。(隙間は4~5mmです。) 小さい女王蜂は、隔王板を通り抜ける事もあります。

ハチミツを採りたい人は持っていたい道具です。

給餌枠(給餌器)(きゅうじわく・きゅうじき)

必要性:☆☆☆

砂糖水を沢山入れてミツバチに与える事ができます。色々な物で代用が可能ですが、使用している養蜂家が多いです。

燻煙器(くんえんき)

必要性:☆☆☆☆☆

煙を発生させる道具です。ミツバチは煙を吹きかけると大人しくなるので便利な養蜂道具です。

ハイブツール

必要性:☆☆☆☆☆

巣箱を開けたり、巣枠を取り出したり、無駄巣をそぎ落とす等・・・養蜂をする上で色々な場面で使えます。

ハイブツールは、鋼製とステンレス製があります。ステンレス製は鋼製より錆びずらいです。

麻袋

必要性:☆☆☆

燃やして煙を出したり、巣枠の上に被せて無駄巣防止に使います。似たような物なら代用可能です。

ライター

必要性:☆☆☆☆☆

物に火を付ける時に使います。燻煙器を使用する時は必須の道具です。ガスバーナーでも代用可能です。

王籠(おうかご)

必要性:☆☆☆☆☆

王籠内に女王蜂を閉じ込める事ができます。色々な種類がありますが、どれを使用しても大差はありません。好みの問題です。

女王蜂を一時的に隔離したり、他群に導入したりする時に必須の養蜂道具です。

蜂ブラシ

必要性:☆☆☆☆

ミツバチを巣脾枠や色々な物から払い除ける事ができます。

ピンセット

必要性:☆☆☆☆

手袋を着けたまま細かな作業ができます。王台を潰す時や女王蜂を捕まえる時も便利です。

ハチミツ分離器

必要性:☆☆☆

ハチミツを巣碑枠から効率的に搾る時に使います。とても高価ですが、ハチミツを沢山採りたい人は持っていたい養蜂道具です。

その他の使い方としては、産卵スペースを圧迫する邪魔なハチミツを巣脾枠から抜く時にも重宝します。

カナズチと釘

必要性:☆☆☆☆☆

巣枠を巣箱に固定する時に使います。主に、巣箱を輸送する時に使用します。

電動ドリルとネジで代用する事もできます。

カッター

必要性:☆☆

王台を綺麗に切り取ったり、無駄巣がサクサク切れるので持ってると便利です。

スプレー器

必要性:☆☆

スプレーできるものなら何でも構いません。中にバニラエッセンスや日本酒を入れて群合同の際に使います。

巣脾枠(すひわく)

必要性:☆

巣礎枠にミツバチが巣を作った物です。ミツバチが巣を作る必要が無く直ぐに産卵や貯蜜に使えます。

他群・他人の巣碑枠を使う事は、ダニや病原菌感染のリスクがあります。

養蜂の道具は他にも色々ありますが、ここで紹介した道具だけで十分に養蜂を楽しむ事ができます。 個人的な意見としては、無駄な物を色々買うのが趣味としては面白いと思います。

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