2018年8月31日、沖縄県は晴れです。
今回は、牙を切った2匹の女王蜂を一緒に王籠に入れる実験を行いました。
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まず、牙を切った女王蜂を2匹用意しました。牙を切れば己の攻撃力が下がったことを知り、他の女王蜂を攻撃しなくなるはずですが・・・ |
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同じ王籠に入れたとたん、もみ合いの死闘が始まってしまいました。 |
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慌てて引き離しましたが、一匹の女王蜂は急所を刺されて死んでしまいました。 |
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両方の女王蜂は、片方の牙を除去しているので相手に噛みつくことができませんが、それでも死闘が起きてしまいました。
今回の実験で、女王蜂の牙を切っても相手を襲う事が確認できました。 女王蜂は牙を切ると戦意喪失し戦わなくなると思っていましたが、全ての個体がそうではないようです。 |
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もう、女王蜂の毒針を切る事にしました。 毒針がなければ相手を殺す事ができないので、どんなに気性の荒い女王蜂でも戦意喪失する事でしょう。
女王蜂を炭酸ガスで気絶さると、体感的に60%位の確率で毒針を出した状態で気絶します。 牙を切るより、毒針を切る方が簡単に見えます。 |
多王化技術を開発した中国の研究者が、「牙より切るのが簡単な毒針を切ってない」のは、女王蜂の毒針を切ると何か問題が起こるからなのでしょうか? とりあえずやってみない事には何が起こるか解らないので、女王蜂の毒針を切り、その後の状態を観察したいと思います。