2017年7月5日、晴天です。 沖縄県は30℃超えの日が続き本格的な夏になりました。

女王蜂をチルド便で輸送できるか実験しました。

ミツバチのチルド輸送について

郵便局のチルド便の様子を観察できる機会があったのですが、保冷箱に保冷剤(氷)を数個入れているだけでした。郵便局の情報によると、ゆうパックのチルド便は0~3度を保っているそうですが・・・実際は5~10度だと思いました(ミツバチ輸送に最適!)。

蜂群をチルドで発送した時は、送料が激高になった以外は特に問題は起きませんでした。 ただ、蜂群をチルドで送ると蒸殺のリスクは激減しますが、代わりに酸欠のリスクが少しあると感じました。 また、ミツバチは寒いと餌の消費が多くなるので給餌枠に砂糖を沢山居れて輸送しました。

下の写真はチルドで郵送した蜂群の様子です。 女王蜂1匹+働き蜂6000匹+蜂児枠2枚+巣脾枠1枚+給餌枠1枚+巣礎枠2枚の構成です。 巣箱は大きな段ボール箱に入れ、それを防虫ネットで囲って出荷しました。 巣箱の換気口は前面のみ開けました。段ボール箱には2か所換気口を付けました。

補足: 空輸しないなら防虫ネットは不要です。

そして今回は女王蜂のチルド輸送を試みました。

女王蜂のチルド輸送実験①
女王蜂を王籠に入れ、下部に砂糖を200gほど敷きました。
箱内に働き蜂を沢山落としました。 チルド状態になると、この蜂達が王籠の周りに蜂球化してくれると思います。

保温するための餌も王籠の周りに大量にあります。

段ボール箱を閉め、箱に網をしてチルド便で関東へ発送しました。

最近は航空会社の輸送条件が更に厳しくなり、どんなに内部梱包しても一番外側の箱に網がされてないと空輸を絶対に受け付けてくれません。

例えば、網をした巣箱は空輸できますが、網をした巣箱を段ボール箱に入れると空輸を拒否されます。 3重梱包になっていると説明してもダメでした。

出荷した後に後悔しましたが、もっと内部をしっかり固定しておけば良いと思いました。 まあ・・・今回は初実験になりますので、まずは輸送結果を観てから色々考えたいと思います。

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