2017年6月17日、雨です。 最近は雨しか降りません。
有名なミツバチのダンス(八の字ダンスとも言う)を、現場で簡単に利用できる方法を考えました。
ミツバチダンスの詳細は、詳しく書かれたサイトが沢山ありますのでそちらでご確認下さい。
ミツバチの8の字ダンスというサイトは、説明がシンプルで分かりやすいです。
ミツバチのダンスは、試験問題としても時々出題されます。 こんな感じです。
①ダンスをしている蜂を見つける。 | |
②ダンス蜂の尻振り時間と、尻振り進行中の頭の向きを確認する。
・尻振り1秒で約800mと計算する。 ・尻振り中の進行方向が食糧の場所を示している。 ・ダンスが激しい程、良い餌場と仲間に伝えている。 |
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ダンス蜂を観察し、上記の2項を記憶します。 | |
物の影で太陽の方向を確認します。 影の反対方向に太陽があります。 | |
巣脾枠を地面に対して水平に持ち、巣脾枠上部を太陽の方向へ向けます。
この状態で先ほどの2項を思い出します。 ダンス時間が餌場までの距離、ダンスの進行方向が餌場の方向を示しています。 |
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図の方がわかりやすそうなので、図も作りました。
①蜂のダンスを確認し、ダンス時間とダンス進行方向を覚えて下さい。 ダンス時間=1秒で800m、ダンス進行方向=餌場の方向です。 例えば、3秒ダンスしていたら800m×3=2400m先に餌場があるとなります。 |
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巣脾枠を地面に対して水平になるように持ち、巣脾枠上部を太陽の方向(位置)にむければ、餌場までの距離と方向がダンス情報から分かります。 | |
太陽の方向を調べる
朝や夕方は、太陽が低い位置(東か西)にあるので目視でもある程度太陽の方向が分ります。 ただ、正確に太陽の方向を知るには物の影を見ましょう。 物の影の反対側に太陽があります。 |
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お昼の太陽の方向とは?
お昼の太陽は、頭上にあるはずです。目視では太陽の方向が分からないので「影の逆」で太陽の方向を判断します。 3次元的な太陽の位置は無視して下さい。影を基に、あくまで東西南北(2次元)で太陽の方向を決めます。 |
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左の写真の様に、お昼の太陽は頭上にあり、太陽が東西南北どちらの方向にあるのか太陽を見ただけでは分かりません。 | |
太陽を見るのではなく、物の影を見れば太陽の方向(東西南北)が分ります。
写真のペットボトルの小さな影の反対側に太陽があると見なします。 |
このように巣脾枠を地面に対して水平に持ち、且つ巣脾枠上部を太陽の方向に向ければ簡単に蜂ダンスから餌場の情報を得られます。 現場では、蜂ダンスの試験問題と違い、手で巣脾枠を自由に動かせるので面倒な計算は不用です。