2017年2月4日、沖縄は晴れです。黄砂が凄いですが、そこそこ暖かい日が続いています。今年は暖冬だと思います。
二母二段用のシンプルなダブル隔王板を試作しましたので、使用し効果を観察します。
準備した群:
浦添市で飼育している実験用の10枚有王群、南部から取ってきた2枚有王群。 |
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試作のダブル隔王板は、合板12mmに18cm程の穴を開け、両面を切り取ったプラスチック隔王板で塞ぎました。 | |
穴部分の拡大写真です。このように隔王板が2重になています。
通常のニ母二段用の隔王板は、もう少し厚みがあり隔王板自体に巣門を付けていたりします。 通常のニ母二段用(TwoQueenHive)の隔王板は、この動画を参照して下さい。 |
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まずは隔王板を張った穴に麻布を張り付けました。 半日ほど、この状態で2群同士の臭いを慣らします。 | |
蓋を外した10枚有王群の様子です。写真で巣枠数を調べたら9枚でしたが・・・もう10枚群として説明を続けます(笑) 巣枠上部のウンコみたいな物は代用花粉です。 |
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蓋を外した10枚群の上に試作ダブル隔王板を乗せました。 | |
その上に継箱を乗せました。 巣の構成は左の写真の様になっています。 | |
継箱の中に2枚有王群を移しました。
継箱に蓋をして18時間ほど放置しました。 |
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次の日の朝、継箱の巣門を開け、隔王板を覆っていた麻布を撤去しました。 | |
継箱巣門の様子です。 この穴から継箱部分で飼育している2枚有王群が出入りします。 | |
上下の2群を繋ぐダブル隔王板部分には、温度ロガーを設置しました。これでどの程度温かい空気が継箱部分に上がってきているか調べます。
現時点での、隔王板部分からの働き蜂の出入りは殆ど確認できませんでした。 たぶん、下の10枚群が継箱部分を巣と認識していない為だと思われます。 |
このまま継続的に飼育し、どのようになるか観察します。
予想① 巣箱の10枚群は、暖かい空気や働き蜂を継箱部分に奪われるので増勢が落ちる。
予想② 継箱部分の2枚群は下からの暖かい空気のお陰で保温負担が減り増勢が増す。 また、10枚群の内勤蜂や外勤蜂も多少ゲットできる。
予想③ 下の10枚群は、上の継箱部分を巣として長期間認識できない。