2017年1月14日、沖縄は曇りです。 風が強く気温も低く冬らしい日です。
現在、標準巣礎枠にはホ式とラ式がありますが、どちらも巣枠に針金を通す作業が面倒です。
そこで今回は針金を使わない新型の巣礎枠(木製)を試作してみました。
材料は、 棒の固定には釘を使いました。材料費は1セットで400円位です。材料を大量買いすれば1セット250円以下にできそうです。 |
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これが新型巣礎枠の試作第一号です。
巣礎シートを棒で挟み、且つ上下で固定し針金レス化してみました。 *基本的な寸法は、標準巣枠と同じです。 |
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上から見た様子です。巣礎シートが棒に挟まれているのが分かると思います。 | |
巣礎シートを挟んでいる分、通常の巣礎枠より縦の長さが2.5cmほど短いです。左の写真は、ホ式巣礎枠(上)との比較です。
巣枠の組み立て時に巣礎シートを挟んでいるので、素早く巣礎枠を作れるのが新型(針金レス)の強みです。 この試作品を、浦添群で一年くらい使ってみて、実用性や改良点を検証します。 |
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巣枠に通す針金の回数について:
通常、巣枠には3回針金を通し、巣礎シートを貼ります(左の図参照)。 しかし、巣枠に針金を3回通しピンと張る作業はかなり面倒です。 |
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個人的な考えですが、巣礎シートを針金にしっかり貼り付ければ、巣枠に通す針金の回数は2回で十分だと感じます。 針金3回通しの方が巣礎シートの貼り付け強度はもちろん高いでしょうが、強度過剰だと思います。 針金は、太さ#22(直径0.7mm)の物を使っています。 |
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オス蜂巣房を作らせたいときは、写真の様に巣礎シートを一部切り取り巣枠に貼り付けます。 | |
巣礎シートを買う金が無い時は・・・無駄巣を溶かし巣枠上部に取り付けます(トップバー式と同じ)。
これでも一年後には立派な巣脾枠になります。 |
プラスチック製の巣礎枠は針金を使用しませんが、木製巣礎枠と比べ価格が高いという問題があります。 また、フローハイブと同じ様にプラスチック製品はミツバチが避ける傾向にあります。