2015年9月28日、沖縄は曇りです。 超大型の台風21号は沖縄本島に直撃せず逸れて行きました。与那国島では瞬間最大風速81.1mを記録してます。(歴代1位)
今年は台風直撃が少なかった影響か山の養蜂場にスズメバチが去年の2倍は来ているように感じます。 飼育群が多いので被害は分散しており個々のミツバチ群への影響は小さいですが、今後スズメバチが更に大量繁殖する可能性も否定できません。 そこで自作巣箱用のスズメバチ捕獲器を作り備えることにしました。
話は逸れますが、日経平均がついに17000円を割りました。 17200円位のときに「流石に下がりすぎだろ」と思いレバレッジETFを少しだけ買いました。アベノミクス第二ステージ(笑)に期待です。
8月13日から始めたニトベカズラの挿し木ですが、最終的には一本だけ根付きました。近いうちにプランターに植える予定です。
ニトベカズラ挿し木のまとめ: 根付くまで1ヶ月は掛かる。若い葉を2枚程残し茎は長い方が良い。挿し木は乾燥を避け直射日光には当てない。 植えた種はまだ発芽してません。 |
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沖縄の隠れた蜜源植物アダンの実です。
ミツバチ以外の昆虫も多数訪れ熟した実を食べています。 |
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落ちた種にムカデが食いついていました。
アダンの実は、人間は食べませんが節足動物には大人気なようです。 |
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とりあえず捕獲器を作ってみました。
スズメバチ捕獲器は、昆虫が光に反応する事を利用しています。 |
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スズメバチが光(太陽光)に反応し、上に上がる性質を利用し上部の捕獲籠に誘導します。(初めに考えた人は凄いです。) 網は6mmの隙間の物を使ってみました。かなりテキトウに網籠も作ってみましたが・・・以外と綺麗な形になりました。 |
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試しに浦添のカーニオラン群の巣門に取り付けてみました。
案の定、戻ってきた働き蜂が巣門に入れず巣門付近は大混雑になりました。 さまよっている働き蜂は、時間が経てば巣門に戻れると思いますが、住宅地なので捕獲器を外し混雑を解消する事にしました。 |
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捕獲器を外す前に色々観察しました。 網の隙間は6mm(実際は4~7mm)なので、問題なく働き蜂は出入り出来ました。
捕獲器に網部が少なく、巣門の発見が難しそうだったので改良する事にしました。 |
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これが改良後です。材料が無かったので、余っている巣枠部品を使いました。
改良点は、捕獲器入口部の網部分を大幅に広くしミツバチが巣門に戻りやすいようにしました。 捕獲器下部の板も取り外し軽量化しました。 |
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夜に巣門に取り付けました。 | |
取り付け後はこんな感じです。無事に働き蜂が出入り出来ているか朝に確認予定です。 |
しかし、こんな小さい捕獲器で本当にスズメバチが捕獲できるのか自分でも疑問が残ります。 スズメバチが多い季節なので、山の養蜂場で試験を繰り返し改良していく予定です。
ある程度、効果が実証できれば捕獲器の図面を載せようと思います。 飼育群数が少ないなら、資材の切り出しや網の加工が面倒なので市販品を買ったほうが良いと思います。
朝7時様子を見に行きました。
6割程の働き蜂は、なんとか捕獲器の網部分や下から出入りしていました。 残りは巣箱に入れなくて周りをウロウロしていました。 |
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昼にまた様子を見に行きました。
ある程度出入り口を把握したのか、7~8割の働き蜂は捕獲器の下部から出入りしていました。 |
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捕獲器の下から撮影しました。
もう2~3日捕獲器に慣らせて、ミツバチの飛行ルート+迷い蜂数の変化を観察します。 |
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巣門付近をウロウロしている迷い蜂は、スズメバチの格好のターゲットになりそうです。
ミツバチは集団行動で強い敵に対抗していますが、分散してしまうと各個撃破されてしまいます。 迷い蜂が減らないなら、捕獲器を付けない方が被害が少ないという事態になりそうです。 |
スズメバチと比べ飛行力は若干ミツバチの方が高いようで、ミツバチが飛んでいる時にスズメバチに捕獲される事は少ないです。 スズメバチは巣門に近づき、主に門番蜂・1匹でウロウロ歩いているミツバチを襲っています。