2015年5月14日 沖縄は晴れ~曇りです。 台風6号の影響は全くありませんでしたが、来週あたりに台風7号が沖縄に接近しそうです。 台風6号同様、何も無いことを祈ります。
気温が28度を超える日が多くなり、オス蜂がリストラされだしました。 オス蜂が減ると交尾飛行の成功率が下がるので、そろそろ2015年(春)の女王蜂生産(実験も含む)を終わろうと思います。
今期(春)は、女王蜂生産について詳しく調べたので養蜂知識が大きく伸びました。 今期の締めとして、女王蜂生産について初心者でも出来るようにシンプルにまとめます。 けっこうアバウトでも成功するので皆さんもぜひトライして下さい。
移虫する場所は、日陰が良いでしょう。
写真のように幼虫が沢山いる巣脾枠を斜めに立て掛けて作業すると楽です。 作業前に、巣脾枠についているミツバチはブラシ等で落とします。(落とさなくても移虫作業できますが、ミツバチがとても邪魔です。) |
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小さい幼虫が多く居る場所を見つけたら、カッターで巣房上部を切り取ります。 | |
このような状態にすれば、幼虫を取る作業が楽になります。
写真を良く見てください。ロイアルゼリー内に幼虫が居るのが確認できます。 この位の大きさの幼虫を移虫して下さい。 |
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巣脾枠の断面図を用意しました。
こんな感じになっています。 |
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巣房上部をカッターで切り取ると、こんな感じになります。 | |
巣房の平面図です。 | |
移虫針の先端を、幼虫の背中の下に潜り込ませるようにすると、比較的簡単に幼虫が取れます。(取るというより、移虫針の先端にくっ付ける感じです。)
幼虫が移虫針にくっ付いたら、ゆっくり王椀に移します。 |
移虫作業に時間が掛かってしまう方は、予め人工王椀の底に変成王台から採ったロイアルゼリーを塗っておくと移虫された幼虫の乾燥防止になるのでゆっくり作業できます。 ロイアルゼリーは、移虫する前の内部検査で変成王台から沢山取れるので準備不要です。
夏の給餌の簡略化試験を行いました。
夏はなるべく作業したくないので、砂糖水を容器に入れてミツバチに与えようと考えてます。 この方法は、群の規模に偏りがあり過ぎると上手くいきません。(弱群と強群では採蜜力が違い過ぎるため) その為、養蜂場の群規模のバランス取りが必要になります。 |
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糖濃度40%位の砂糖水を、10L位容器に入れ養蜂場の中心部に置きました。
今回は実験なので、容器の数は少ないですが・・・最終的には6~8個位養蜂場に置こうと思ってます。(計40~50L) |
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一時間経過しても、ミツバチが砂糖水を飲みに来ません。
うーん。想定外です。 試しに、門番ミツバチを容器に投げ入れましたが、その後も砂糖水を飲みに来るミツバチは居ませんでした。 今回は失敗に終わりましたが、次は台風で蜜源植物が全て吹っ飛んでから再度チャレンジする事にします。 少しコストは掛かりますが、蜂蜜を添加して匂いを付ける事も検討してます。 |
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以前の続きです。
有王群に卵付き王椀(17個)を与えたその後です。 青丸が女王蜂が隔離されている場所です。赤丸は王椀がある場所です。 |
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17個中、6個を王台化していました。(受入率35%) | |
なぜか左側に多く王台を作っていました。 | |
右側は2個だけ王台化していました。
受入率の悪さの原因は、①有王群、②給餌が少なすぎる、③他にも変成王台多数・・・この辺でしょう。 それより・・・この王台6個をどうするか考え中です。 使い道が無いのが辛いです。 |
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次はパチモノ王椀?への産卵テストの結果です。
赤線部分の王椀はパチモノです。 青線は正規品です。 |
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産卵していました。 これなら使えます。
ただ、やっぱり正規品の方がしっかり産卵穴に嵌るので取扱がし易いです。パチ物は、穴から抜け落ちやすいので扱いが少し面倒です。 このパチ物王椀は、中国産にしては安くないので、今後どうするか考えます。(トラブルが多すぎる中国通販を利用したくないという側面もあります。) |
夏は、台風対策と給餌だけなので詰らんです。 色々試せる春が養蜂してて一番楽しいです。