2014年12月18日 沖縄は曇り~時々小雨です。ここ最近は、北風が非常に強く真冬並みの寒さが続いています。 悪天候の日々+異常な寒さは想定外です。 ミツバチ達が心配でしたが、天候と仕事との折り合いが合わずなかなか養蜂場へ行けませんでした。
日本列島は大荒れの日々ですが・・・日本を含む世界の相場も負けていません。 チキンレース的な原油安の影響でロシアがデフォルト寸前になっています。 一時はロシアRTSIが20%も下落するという恐ろしい事態になっていました。(今は回復してきてます。) 今後どうなる事やら・・・
急激に寒くなった影響で、生産中のオス蜂を巣箱から放り出している群が多数ありました。(オス蜂は越冬の邪魔になる為。)
養蜂場がある国頭村は、最低気温が12~13度になったらしく沖縄の真冬並みの気温です。 例年通りなら沖縄の12月はミツバチが増える時期ですが、全群の増勢が著しく落ちていました。 |
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オス蜂の蛹を捨てている群を覗いてみました。
働き蜂がオス蜂巣房のフタを破壊して、内部の蛹を取り出しているようです。 |
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偶然、フタを破壊中の働き蜂を発見しました。 群の為なら仲間も追い出す・・・本当に無慈悲な生き物です。 |
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以前、出荷用に作った小さな木製巣箱です。 今回はこれを使って出荷する事にしました。
ミツバチを詰め込み、ネジで巣枠の両端を固定しました。 |
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バッテリー式インパクトドライバーを使っているので、巣枠固定はダンボール巣箱より早いです。 | |
横揺れ対策に、一番隅の巣枠の横にネジを打ち込みました。
ただ、巣枠両端のネジだけでも出荷中に巣枠が巣箱から外れるという問題が起きた事はありません。 この横ネジは・・・あくまで保険的な試みです。 |
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フタの様子です。3個の穴は輸送時は換気口になり、ハウス内での花粉交配時は餌を投入する穴になります。(給餌しない時は、ガムテープ等で閉じます。) | |
巣箱のフタ(合板使用)は、ガムテープで閉じました。 | |
貯蜜が少なかったので、出荷前に海外産ハチミツを200g程与えました。 | |
防虫ネットで包み、バンドで固定して出荷準備完了です。 | |
今年から、ミツバチ飼育届の提出先が変更になるようです。(沖縄県だけ?)
飼育届は「養蜂場を設置している市町村役場へ提出」との事です。複数の市町村に養蜂場を設置している場合は、各市町村役場へ提出です。 提出期限は1月9日までとなっています。去年までは1月末まででした。 |
無事、ミツバチがお客さんに届く事を願います。(2014年12月20日 追加:無事お客さんに届きました。)
カイジとオラフ群の現状です。 丁度、一時的に晴れていた+お昼頃だったので全ての群で「時騒ぎ」が起きていました。
養蜂場が騒がしく分蜂かと勘違いしました。 |
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カイジ群の巣門の前に、大量のミツバチの死骸がありました。 | |
これは・・・前回カイジ群に自然合同したミツバチっぽいです。 働き蜂産卵群だったので、合同が上手くいかなかったのかな? 若しくは寒さで力尽きたかのどちらかでしょう。 |
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カイジ群の内部です。全然・・・増勢していません。 | |
今日は、気温が低く風も強い為、群に負担の掛る内部検査は無しです。砂糖を与えて直ぐに巣箱を閉じました。 | |
オラフ群です。寒さでミツバチが削られたっぽいです。蜂数が減っています。
オラフ群は大きな巣箱で飼育しているので、保温効率が悪く寒さの影響が大きくなります。 |
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こちらも同じく砂糖を与えて、巣箱を閉じました。 天気が悪い日は何もしないに限ります。 |
来週から天気が回復すると予報が出ています。 急な寒さで2枚群以下の弱群のダメージが酷いので、何とか晴れの日が続いてミツバチが増勢してくれる事を期待しています。