2013年7月20日、昨日導入したカーニオラン女王蜂2匹ですが・・・群から追い出されていました。

カーニオラン種(西洋蜜蜂)増群の試み

朝の六時半ごろ、群の様子を見てみました。

なんと働き蜂達がせっせと巣から女王蜂を引きずり出していました。 おいおい勘弁してくれよ! しかも、もう死んでいる!

死んだ女王蜂を回収して写真を撮りました。 残りの1群も確認しましたが、女王蜂は居ませんでした。こちらも追い出されてますね。

一匹7000円したんですが・・・14000円が~~。 2群同時時に導入失敗?したのは初めてです。 女王蜂の導入ミスというより、他の部分に原因があると考えています。 業として何十群も飼っていてるので女王導入の経験は相当あります。ここ最近は、女王蜂導入ミスはした事が無かったです。

生き物を飼育しているとこういう現象に時々遭遇します。しかし、このような失敗を考察して次に生かす事が大事です。女王蜂は死んでも経験は死にません。

考察

女王蜂は群に馴染んでいたか?
昨日の様子を見る限りでは、馴染んでいたと思う。 現在飼育しているイタリアン系では導入ミスはほとんどないし、去年は同じ方法でカーニオラン女王蜂を上手く群に導入できてきる。
気になる事はあったか?
導入群が凶暴だと感じる。弱群のくせに巣箱を開けるととても騒ぐ。導入中に隔王籠内の働き蜂がほとんど死んでいたのも気になる。輸送で働き蜂・女王蜂も含めてかなり弱っていた可能性あり。1群は導入前に隔王籠に働き蜂が群がっていたが、女王蜂に対しての攻撃は確認できなかった。
女王蜂が追い出された原因は何と考えるか?
何らかの原因で女王蜂の健康状態が悪くなっており、群に使えない女王蜂と判断されたと考えます。 もしくは、導入群が排他的な性質を持っていた可能性もあります。この2群は、同じ群を2分割した群です。
今後の対策は?
送られてきた女王蜂の健康状態までは管理できない(スロベニア→兵庫→沖縄経由で送られてくる)ので、女王蜂の健康状態に関しては対策できません。導入群に関しては、凶暴でない群を今後使用しようと思います。
可能性は極端に低いですが、もともと死ぬ運命にあった女王蜂だったのかもしれません。歴史の修正力というやつです。運命には逆らえません。 考察終わり。

このカーニオラン女王蜂を追い出した無王の2群は、有児巣枠を加えて山奥の養蜂場に移動します。さっさと普通のイタリアン群に戻って下さい。

純血カーニオランの繁殖はまた来年になります。2年連続の失敗です。 一年目=台風で全滅、2年目=女王導入失敗??? 来年はどんな波乱が待ち受けているのでしょうか・・・来年につづく。

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