巣脾枠から王台を切り取る方法を説明します。 王台は作られた場所により、切り取りやすい物とそうでない物があります。 その為、なるべく切り取りやすい王台を狙いましょう。
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巣脾枠から切り取れる王台について:
図の王台1・3・4は切り取れます。 針金部分に作られた王台(王台2)は切り取るのが難しいので切り取るのを諦めて下さい。 切り取りの難易度的には、王台4が一番簡単です。 王台3も比較的簡単に切り取れます。 王台1は巣脾をくり抜くように切るので面倒です。 |
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王台1(巣脾の中央部分)の切り取り方:
王台の周囲の巣脾をくり抜くようにして切ります(点線参照)。 王台の周囲に働き蜂の蛹がある場合は、それらを切り殺す事になります。巣脾にも大きな穴が開いてしまうので、なるべくこのタイプの王台は切り取らないほうが良いです。 |
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王台3(巣脾の端部分)の切り取り方:
王台の周囲の巣脾をカッター等で切り取ります(点線参照)。 王台を切り取った部分はミツバチが直してくれます。 |
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王台4(巣脾の下部)の切り取り方:
一番切り取るのが簡単な王台です。 出来るだけこのタイプの王台を狙って切りましょう。 王台を切り取った部分はミツバチが素早く直してくれます。 巣脾の下部に作られた王台は、形も綺麗で王籠にも入れやすいです。 |
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切り取った王台の成形:
切り取った王台周囲の余分な巣脾をカッター等で除去し、王台をヘアロール王籠に入れやすい形にします。 王台周囲の巣脾には、ヘアロール王籠内に王台を引っ掛けるという重要な役割があります。 そのため王台周囲の巣脾を除去し過ぎないように気を付けて下さい。 巣脾に働き蜂の幼虫や蛹があっても気にせずに切ってください。 |
王台を切る際は、キレるカッター(新品の刃を推奨)を使うとサクサク切れます。 切れないカッターを使うと、巣脾を綺麗に切れないので注意して下さい。