2017年1月13日、沖縄は曇り~雨です。沖縄県も寒くなってきました。
ミツバチの腸内細菌について少し調べました。 「共生微生物―生物と密接に関わるミクロな生命体」という本に書かれていましたが、ミツバチの腸内細菌叢は他の生物と比べシンプルだそうです。
グラム陰性菌:Gilliamella apicola, Snodgrassella alvi
グラム陽性菌:Certain Lactobacillus, Bifidobacterium species
予想される役目:栄養の消化手助け、免疫力への影響、糖や炭水化物の分解等。
ミツバチ腸内細菌について簡潔にまとめると、ミツバチの腸内にはG.apicola、S.alviという菌が非常に多く、他にはある種の乳酸菌やビフィズス菌が少し住んでいます。
「共生微生物―生物と密接に関わるミクロな生命体」に書かれていましたが、羽化したての若いミツバチは腸内細菌を獲得するために、他の働き蜂が排出した糞を食べるそうです。 室内養蜂をしている時に、ミツバチが糞を食べているのを思い出しました。 下の写真は仲間が出した糞を食べているミツバチ達です。
ミツバチの腸内細菌の餌は花蜜や花粉とのことです。 代用花粉のみでミツバチが上手く育たなかった理由は、ミツバチに必要な栄養が足りているかどうかの問題ではなく、ミツバチ腸内で共生している細菌叢の変化や状態悪化が原因だと思いました。
参考文献: Genomics of the honey bee microbiome