2017年1月2日、沖縄は晴天です。
代用花粉の粒の大きさや野外での与え方を調べました。
天然花粉の大きさは10~200μmの範囲が多いようです。 以前、群の花粉を調べましたが、ミツバチが集めている花粉は25μm前後が多いように見えました(草は花粉が小さめで、木は大きいとか)。
参考文献:Pollen morphology
代用花粉の原料粒は500μm以下で良いという文献もあれば、200μm以下でなければならないという文献もありました。 市販の代用花粉(フィードビー)はかなりキメ細かく、粒の大きさは100μm以下と感じました。 ウルトラビーとビープロを取り寄せて観察予定です。
乾燥酵母・クロレラ・粉末スピルリナ・プロテイン原料なら、粒の大きさは気にしなくて大丈夫だと思います(元からとても小さいです)。
参考文献①:Honey bee nutrition and supplementary feeding
参考文献②:Soybean flour
参考文献③:メッシュとμmの関係表です。 原材料がどの位の大きさなのか知ることができます。
初春の花粉が少ない時期に、大豆粉末を与えている様子です。大豆粉末の給餌は、天然花粉が採れるまでの短期的な繋ぎとして使っているとの事。 市販の代用花粉(Ultra Bee)のほうが食いが良いそうですが、コストが掛かるので大豆粉を使っているとの事です。
冬の天気が良い日に代用花粉(大豆粉末50%+酵母50%)を食べに来ているミツバチの様子です。
越冬群の巣箱内部に、粉末代用花粉と砂糖を大量に入れている様子です。 このような手間が掛からない方法でも、群の状態が良ければミツバチは食べるとの事です。
雨対策された野外花粉与え器です。与えている代用花粉は大豆粉末50%+酵母50%との事です。
浦添市で同じように大豆粉末+乾燥酵母を野外に置いてみましたがミツバチは全く来ません(今は花が豊富な為)。 雨除けした代用花粉を、野外に置くことで花粉が足りているかどうかを判断できると思いました。