2016年10月26日 沖縄は晴れ~大雨です。 気温が30℃の日が続いており暑いです。
実験中の王台がそろそろ羽化するので見に行きました。
![]() |
実験群1に預けた穴あき王籠の様子です(1個追加してます)。
結果は無慈悲にも全ての王台がダメでした。2個は完全破壊、残りの一つは内部の蛹が死んでました。 しかしながら、穴あき王籠内部の王台が破壊されているという事は、「働き蜂の検査」がしっかり機能している証明になります。 女王蜂が一匹も羽化しなかったので、この群は完全な無王群になってしまいました。 |
![]() |
実験群2に預けた穴あき王台の様子です。働き蜂が集まっている一番右側の王籠内部に女王蜂が居ました。
残りの二つの様子ですが、一つは完全破壊、残り1つは内部に生きている健全な蛹が居ました。蛹の羽化まで時間が掛かりそうだったので破棄しました。 |
![]() |
これが王籠内に居た未交尾女王蜂です。少し体が大きめの良い女王蜂に見えます。4.8mmの穴を通過できず。 |
![]() |
これは通常の方法(人間が1個選択)から羽化した女王蜂です。
動きも良く、悪くない未交尾女王蜂に見えます。 補足: 女王蜂のお腹の大きさは、群の規模により変化するので余り気にしていません。 |
![]() |
こちらは並行して実験した穴が無い保護王籠です(通常の保護籠)。
4個中3個の王台が羽化していました。しかし、王籠の置き場所が悪かったらしく、育児放棄気味で羽化した女王蜂が一匹餓死していました。 |
![]() |
この女王蜂は生きてはいますが・・・羽の一部が欠けています(蛹中の保温不足だと思われる)。これでは交尾飛行に行けません。 |
![]() |
餓死した女王蜂と羽が欠けている女王蜂は、アルコールの中に入れて女王蜂フェロモン抽出に使う事にしました。
ただ、未交尾かつ不良女王蜂なので、あまりフェロモンを出してないかもです。まあ・・・細かいことは気にせず、今後も不要女王蜂を同じボトルに漬けていく予定です。 |
![]() |
残りの1匹は、体に問題無いと判断し群に与えました。 |
![]() |
再実験するために、王台を確保しました。
王台に蓋がされて間もない王台です(内部はまだ幼虫だと思われます)。 |
![]() |
前回同様に、穴あき王台にセットしました。6日後位に観察予定です。 |
よく考えると、王台不保護籠法は「王台複数を羽化ギリギリまで群に残す事と同じ」だと気が付きました。 頻繁に養蜂場に行ける方なら、①王台複数を羽化ギリギリ(羽化2日前位)まで群に残す。 ②分蜂防止の為、残っている王台を全て保護籠に分け入れる or 王台1つを残し、他の王台は他群に与える(又は破棄)。でも結果は同じになると思われます。*王台の羽化日を揃えるなら、移虫法になると思われます。
王台不保護籠法は、自分のように計画的に養蜂場に行けない養蜂家向けのテクニックになりそうです(分蜂を防止しつつ、質の良い女王蜂を残せる?)。