2016年9月09日、沖縄は大雨の日が続いています。急な台風13号の影響で強風になっていました。雨が続いているので養蜂場の確認はできてません。
プロポリスの知識が浅かったので文献「Propolis and bee health: the natural history and significance of resin use by honey bees」に目を通しました。それにより、プロポリスの役目・重要性が解りました。また、ミツバチの巣門付近での不可解な行動も解決しました。
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プロポリスが塗られていない巣門付近の様子
弱群などでは、プロポリスに余裕が無いのか巣門付近にプロポリスが塗られている事は少ない。 |
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プロポリスが塗られている巣門付近の様子
少し大きな群になると、巣門付近にプロポリスが塗られる。赤丸付近が明らかに撥水している様子が解る。 |
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さらに群が大きくなると、巣門付近(ミツバチの行動範囲)全てにプロポリスが塗られる。
ミツバチは上下に小刻みに動きながら壁を舐めプロポリスを塗っていると思われる行動が確認できる(写真は合成です)。 以前から、ミツバチのこの不可解な行動が気になっていましたが、変な動きをしている場所にスプレーで水を掛けてプロポリスの有無を確認しました。 |
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このように高い撥水性が確認できます。
夏などは巣門付近で休む蜂が多くなるので、その行動範囲までプロポリスを塗っていると思われます。 |
室内養蜂ではプロポリスを外部から採取できないので、長期的に室内で飼育するとミツバチの健康に影響が出る可能性が大きいと思いました。
また、プロポリスも花粉や花蜜と同様に有限(周囲の植物数に依存)なので、一か所で大群を飼うとプロポリスが不足し巣の抗菌力低下・ミツバチの免疫力低下?が起きるかもしれません。