2016年1月26日、沖縄は24~25日にかけて大寒波に襲われました。養蜂場がある沖縄本島北部では、気温が5度前後まで下がり雪も観測されました。
沖縄本島で雪が観測されたのは初めてです。
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今回の大寒波は、長時間の強風も伴い蜜源植物が大きなダメージを受けました。 |
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今まで咲き誇っていた花々の半分は吹き飛んでしまいました。 |
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私の養蜂場も被害を避ける事ができませんでした。 |
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弱群は、ほぼ半壊で巣門と巣箱内部に死骸が多く転がってました。 今回の寒さで養蜂場の蜂(幼虫~成虫)が、3~4割減ってしまったように感じます。 暖かく増勢中だっただけに、急激な寒さ+強風で被害が大きいです。 |
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この群は、なぜか女王蜂が巣箱の外に居ました。
寒さで動けなくなっているようでした。 |
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とりあえず元の群に戻しました。この女王蜂が今後どうなるかは不明です。 |
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これは浦添群です。浦添市は沖縄北部ほどは寒くなりませんでした。(7度くらいです)
一見、ノーダメージかと思いましたが・・・内部の幼虫が6割程居なくなっていました。 次世代が激減してしまったので、浦添群も増勢が遅れそうです。 |
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大寒波後の唯一の救いは、花粉源である桜が咲き出したことです。
桜が咲いている間は花粉に苦労する事はなさそうです。 そして桜が開花している間に、他の蜜源植物が回復してくると予想しています。 |
主力養蜂場のダメージがまだ確定していないので、もう2週間ほど様子を見ます。 最悪の場合、春の出荷分が確保できなくなりそうです。
このような天災が稀にあるため、養蜂業は収入が安定しないと思われます。