2015年10月08日、沖縄は曇りです。 現在までの自作スズメバチ捕獲器の実践~試作をまとめました。

自作スズメバチ捕獲器の実践
自作スズメバチ捕獲器1号は、その後もスズメバチを捕獲できませんでした。

オオスズメバチへの効果は解りませんが、私の養蜂場にいる小さいスズメバチには全く効果が無いと判明しました。

捕獲器1号の失敗を糧に、捕獲器2号を作りました。

1号より大幅に捕獲器が大きくなり、小さいスズメバチが頻繁にホバリングしている所に捕獲器を設置しました。

観察していると、網の内部までは入ってきますが・・・小さいスズメバチは網内部でホバリングしており、一向に網を伝わり上に歩いてきません。

巣門を網で完全に覆ってしまうと、ミツバチの出入りが不自由になり、その隙にミツバチを大量捕獲されてしまうので出来ません。

どうやら捕獲器2号も失敗に終わりそうです。

この小さいスズメバチを巣門前に取り付けるタイプの捕獲器で捕まえるのは無理なような気がしてきました。(オオスズメバチと行動パターンが違いすぎる?)

今の所、この小さいスズメバチ駆除に一番効果があるのは、臭いで誘き寄せる捕獲器です。これなら確実に数を減らせます。

そんなに被害がでるスズメバチでは無いので基本放置してても大丈夫なんですが・・・このままでは腹の虫が治まりません。

西洋ミツバチ掲示板で色々な意見を聞いているうちに、面白そうなので自分もスズメバチ用電気柵を試作する事にしました。

オオスズメバチ用の電気柵は、自作や特許等が出ており効果はあるようです。(詳しくは西洋ミツバチ掲示板の「大スズメバチ」参照下さい。)

あまり普及してないのは、色々面倒だからだと思います。

その場の勢いで、イノシシ用の電気柵セットを注文してしまいましたが・・・落ち着いて考えてみると、地面に接していない生物を感電させるのは結構難しい事に気がつきました。

「電線に泊まっている鳥が感電しない」と原理は同じです。

図は電線に接しているスズメバチを表しています。 スズメバチが電線に触れているだけでは感電しません。

スズメバチを感電させるには、このようにスズメバチが電線の代わりになるようにしなくてはなりません。

スズメバチ電気柵の動画を観察しましたが、プラスとマイナスの電線を交互に張りスズメバチを感電させているようです。(参考動画)

私も独自に作ってみました。

巣枠に大きめの網(伝導性あり)を張り、後ろに電線をテキトウに通しました。

前面の網はプラス電極にする予定です。(プラスマイナスはどちらでも良いです。)

裏の様子です。 裏の電線にはマイナス電極(アース)にし、スズメバチが網と電線に同時に触れた時に感電する仕組みです。
ミツバチの飛行の邪魔にならないか確認するため、巣門前に取り付けてみました。
網目が大きいので、それほど飛行の邪魔になっていませんでした。稀に網や電線にしがみ付くミツバチが確認できましたが、網と電線に同時に触れるミツバチは居ませんでした。

電気柵セットが届き次第、実施テストを行ないます。

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