2015年9月16日、沖縄は晴れ/曇りです。

早朝、室内飼育中だった84番群を外部飼育に戻しました。

現状報告
お昼前、母から電話があり「ミツバチがお隣さんの松の木に巣を作ってるのでどうにかしろ」と電話がありました。

現在、分蜂できるほど大きな群を浦添市で飼育していないため「誰かが飼育しているミツバチが分蜂したのかな?」位に考えていました。

現場に行ってみると・・・どうみてもカーニオラン種なので、私が飼育しているミツバチだと判明しました。

蜂球をハイブツールで優しく掻き分けて女王蜂を探した所、84番女王蜂を発見しました。

兎に角、この蜂球を解散させるために84番女王蜂を新しい小さな巣箱に移しました。(蜂球から女王蜂を取ると分蜂や逃避が中止になります。)

女王蜂を入れた巣箱(画像中央)にミツバチが戻ってくるのを待ちました。
待っている間に、早朝外に置いた室内用巣箱内を調べてみました。
内部にミツバチは全くおらず、蛹は放置されていました。(王台等も無し)

花粉・貯蜜は全くありませんでした。

巣箱の底にはミツバチの死骸と大量のアリが居ました。

どうやら大量のアリが原因で逃避したようです。

15分経っても蜂球に大きな変化が無いため、詳しく観察してみると・・・先ほど新しい巣箱に移した84番女王蜂が居ました。

どうやら84番女王蜂は、新しい巣箱から逃げ出し蜂球に戻ってしまったようです。

これでは蜂球解散が起きないので、84番女王蜂が逃げないように王籠に居れ再度新しい巣箱に戻しました。
女王蜂が戻ってこないので蜂球は徐々にバラバラになり、蜂達は女王蜂が待つ巣箱に入っていきました。(30分程で蜂球蜂の8~9割が新しい巣箱に入りました。)
蜂球解散時のミツバチの動きを観察していましたが、一部の蜂が蜂球内を激しく動き回り「逃避は中止になりました。」と他の蜂に伝えているようでした。

動画はこちらです。(動画形式AVI 8.5M)

元の場所に戻ってきた逃避蜂です。

蜂球(分蜂群・逃避群)を見つけた時の対処方法は二つです。

分蜂群・逃避群を元の巣箱に戻したい場合は、蜂球内の女王蜂を取り除くと蜂球は解散しミツバチは元の巣箱に戻ります。

元の巣箱が不明・他の場所から飛んできた郡・そのまま一群化したい場合は、蜂球を巣箱に落とし回収します。

84番群の「逃避判断」の速さにビックリしました。 もしかしたら、室内飼育中から逃避を企んでいたのかもしれません。 逃亡を図った84番群は山に持って行き無王群と合同させる予定です。

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