2015年8月04日、沖縄は晴天です。 大きな台風が近づいてきているので、仕事ついでに養蜂場へ行き巣箱にブロックを乗せてきました。

現在、弱群への新しい給餌方法を試しています。 弱群は戦闘能力が低く巣箱内部にアリがよく侵入してきます。 アリが少ない時期は大きな問題になりませんが、アリが大量発生する夏には給餌した砂糖や代用花粉にアリが大量に集まり死活問題になります。

弱群への給餌方法
切っ掛けは、巣房への花粉投入です。 写真は巣房に入れた花粉に上から蜂蜜を垂らした様子です。

アリはミツバチが少ない場所をウロウロして餌を探しており、ミツバチが多い場所にはあまり進入してきません。(巣枠の上や巣箱の壁によくいます)

この性質を利用して、給餌を巣脾枠の巣房(ミツバチが多い場所)にするというものです。

ただ、あまりにも弱群だとアリが巣の深くまで踏み込んでくるので、その様な超弱群の場合は本格的なアリ対策が必要です。(アリが巣箱まで到達できないようにする)

巣房に投入した花粉は、次の日にはこのようになっていました。 どこからどう見ても貯花粉巣房になってます。

このようにアリが来ない巣房に直接給餌すれば、弱群でも安全に餌を食べれるようになりそうです。

巣箱の底には溢れた花粉が少し落ちていました。 巣房に入れる花粉の量は6~7割が良さそうです。
貯蜜巣房を作るテストをしました。 準備したのは空巣脾枠です。(裏面には貯蜜あり)
グラニュー糖をサラサラと巣房に注ぎ均しました。
テキトウに水を加えてみました。
貯蜜巣房のできあがりです。巣房は少し斜め上に角度があるので、巣房内部の砂糖水はこぼれずらいです。
こちらは代用花粉ペースト(砂糖多め)を巣房にハイブツールを使い塗りこんでみました。
水を掛けてみました。 実用性は解りませんが・・・見た目は汚いですね。
これはトップバー式巣枠です。 造巣が進んでいます。
巣房に砂糖と花粉を投入してみました。
水を少しかければ給餌巣枠?のできあがりです。

水を巣房に入れてから砂糖を投入したほうが良いかもです。 砂糖が先だと水の添加量の調整が難しいと感じました。

浦添の弱群に与えてみました。 経過を観察します。

毎年夏は弱群がアリに虐められるので、この方法で解決する事を願います。

戻る