2015年5月1日、沖縄は晴れ~曇りです。 第3弾の追加金融緩和無くて良かったです。 日銀の金融緩和を養蜂で例えると・・・「蜜源植物が全く無いのに砂糖+代用花粉を与えまくりで群を大きくしたけど、肝心の蜜源植物は無いので群を維持する為には餌を与え続けなければならない。」 という感じでしょうか?

今後も、安部さんと黒田さんの動向を注視していきたいと思います。

ミツバチの湿度調整方法
本題に入る前に、前回の続きです。

8個中5個受け入れられた王台は、一つ破壊され残りは4個になっていました。

これ以上壊されないように王台ガードを取り付けました。 弱群に王台を沢山作らせる時は、壊される前に王台を他に移すのが良いですね。

しかし、現在実験の影響で他にも王台が複数あり受入群がありません。 これ以上、女王蜂が生まれたらどうすればいいんだ・・・

やはり、バトルさせて一番強い女王蜂だけ残すのが最適かもしれません。

本題に入ります。

私は今まで、ミツバチはテキトウに巣脾上に水をばら撒いて育児圏の湿度調整をしていると思っていました。

しかし、実際は違いました。 写真の赤い矢印を見てください。王椀内にミツバチが居るのが見えるでしょうか?

このミツバチ達は、巣房内(王椀内)に水を吐き出しています。

初めは「卵を食っているのか? ロイアルゼリーを与えているのか?」と思い観察していましたが違いました。

卵の孵化には湿度が超重要なのは、ここ最近の勉強で解っていたので直にピンときました。

ミツバチが吐き出した水は、卵(赤線)の周囲にあり卵には接触していませんでした。

このミツバチの行動から推測すれば、巣房一つ一つの湿度を管理しているようです。(巣房内の湿度が低いと感じれば、巣房内に水を置く?)

話は変わりますが、女王蜂が巣房(王椀内)に複数の卵を産む事は時々あると前回紹介した文献に書かれていました。

余計な卵は働き蜂がすぐに取り除いているそうです。 弱群のように働き蜂が少ないと、複数の卵を処理しきれず一見働き蜂産卵を起こしているように見えるそうです。

こんな知識(巣房内に水を吐き湿度調整)は、ミツバチ研究者レベルでは当たり前の知識でしょう。

ミツバチを深いところで舐めてました・・・もっと真剣に取り組まないと駄目ですね。

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