2015年4月17日、沖縄は晴れです。 原油価格が徐々に上昇しているのが気になります。世界的な株バブルはどこまで膨らむんでしょうか・・・。

運よく二日後に養蜂場に少しだけ行く事ができたので、さっそく実験中の若い蜂群を覗いてみました。

若い蜂群
暖かくなり、蛇が活動を開始しました。

今日、養蜂場でも2度ヘビを見かけました。私が近づくと凄い速さで逃げていきました。

王台を破壊中の生まれたばかりの若い女王蜂の写真です。

内部検査中に、王台からチューチューと鳴き声(クイーンパイピング)がしていました。 すると、先に生まれた若い女王蜂がその王台に突進してきて王台を破壊しだしました。

新女王蜂は、音・振動?(クイーンパイピング)で他の女王蜂の居場所(王台)を認識しているようです。

実験中の若い蜂群です。 二日前に移虫王椀を与えています。

1~2匹、外勤蜂が出入りしていました。

内部を覗いてみました。 前回無理やり貼り付けた巣脾が見当たりません。
あー・・・ 下に落とされていました。
ミツバチは養蜂家の甘えた行動を許してくれませんでした。
対照的に、移虫王椀の方は大量のミツバチが集結していました。

移虫失敗と思っていましたが、10個中7個を王台化していました。

見てください。この王台に群がる蜂の量! 若い蜂の王台作成能力半端無いです。 一枚群でこんなに王台作るなんて驚きです。

オス蜂も王台作成に参加しているようです。(笑) 最近流行のイクメン(育児をするメンズ)ですね。

作られた王台をいくつか取り外し、他群に与える事にしました。
急遽用意した一枚郡(無王)+巣礎枠です。出荷用の巣箱を代用しました。
こんな感じで与えました。
若い蜂群に、減った分の王台を再度作らせようと移虫王椀を追加で与えましたが・・・移虫を受け入れてくれませんでした。

既に王台を持っているので、これ以上の王台は必要無いと認識しているようです。

訂正(2015/4/19): 王台が出すフェロモンの影響で移虫受け入れ率が下がるようです。

この若い蜂群に再度移虫王椀から王台を作らせるには、一度全ての王台を撤去して再度無王群と認識させないと駄目っぽいです。(また2~3時間ぐらい放置でいけるのかな?)

興味深い事に、ミツバチは敏感な王台認識能力を持っているようです。(自群に王台が何個あるか知っている?) 王台認識力が無いと、無王群になった時に際限なく変成王台が作られる事になります。

上記の訂正(2015/4/19): ミツバチが王台数を認識しているのではなく、王台内の女王蜂の蛹が出すフェロモンが働き蜂の王台作成を抑制しているとの事です。
情報元:Queen Substance Pheromone Produced by Immature Queen Honeybees.

今回、女王蜂の蛹が居ないにも係らず追加移虫を全く受け付けなかったので・・・ある程度成長した王台内の幼虫も働き蜂の王台作成を抑制するフェロモンを少し出してるっぽいです。

移虫王椀を使ってミツバチに王台を作らせるにしても、弱群なら2~4個、強群でも10個くらいまでが適正数なのかもしれませんね。(ミツバチに変成王台を作らせるとその位の数に落ち着く為)

上記の訂正(2015/4/19): 変成王台の適正数というより、王台が出すフェロモンの影響で働き蜂の王台製作が抑制された結果ですね。 弱群なら少ない王台数で、群の王台作りを抑制可能という事です。

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