2015年3月19日 晴れです。 今日、便利な群合同方法を発見しました。
群が大きくなってくると、巣箱の蓋に暇なミツバチの塊ができます。
こいつらを放置してると、蓋に無駄巣を作ったり分蜂熱が上がったりと良い事がありません。 |
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観察の結果、この蓋で塊になって休んでいるミツバチ達の攻撃性は低く、外部の記憶も余り無い若い働き蜂のようです。
ここで思いつきました。「攻撃性が低く外部記憶も無いっぽい」という事は・・・他群に簡単に合同できるのではないかと・・・ このミツバチ達を「余剰ミツバチ」と呼ぶ事にします。 |
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とりあえず、他の弱群の巣門前に余剰ミツバチを落としてみる事にしました。 |
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どっさり落としました。 さあ、どうなるか。 |
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落とした余剰ミツバチ達は他群の巣門前に群がり、少しづつ巣箱の中に入っていきます。
不思議な事に、この群の訪花から戻ってきた外勤蜂と喧嘩をする事はありませんでした。 |
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15分程経過した様子です。 一部の巣箱に入らなかった余剰ミツバチは、巣門前にぶら下がっています。
巣箱に直投入の方が、合同効率が良さそうです。 |
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さっそく、巣箱に直投入の実験をしました。 |
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何も争いなど起きずに、他群に馴染みました。 |
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ずーっと観察してましたが、他群の働き蜂との争いは全く起きません。
天気が良く、巣箱内部に攻撃的な外勤蜂が少ないのも影響しているかもしれません。 |
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他群に余剰ミツバチを投入直後の拡大画像です。 平和そのものです。 |
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余剰ミツバチが合同先の女王蜂を攻撃していないか確認してみました。
観察の結果、全く大丈夫でした。 |
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4群程、他群に余剰ミツバチ投入実験をしましたが問題が起きる事はありませんでした。
他群にすぐに忠誠を誓うとは・・・薄情な余剰ミツバチ達です。 |
この余剰ミツバチの合同は、働き蜂数の調整をする際にとても便利です。 具体例: 働き蜂が少ない弱郡に、強群から余剰ミツバチを持ってきて弱群の巣箱に投入する。
一般的な群合同で使う日本酒等の道具も必要ありません。ただ入れるだけです。 詳しくは余剰ミツバチの合同を参照して下さい。
私はこの合同方法の採用を決定しましたが、もしかしたら問題が起きるかもしれません。 心配な方は一般的な群合同を利用して下さい。
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カイジ群のその後です。 |
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急激に暖かくなり、働き蜂が頻繁に巣門を出入りしています。 |
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内部の状況です。 |
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働き蜂の密度が上がってます。
まだまだ放置しても大丈夫だと判断しました(笑) |
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砂糖の塊を与えて終了です。 |
カイジ群は6枚満群までもう少しです。5月初旬には巣箱内部が働き蜂で埋め尽くされていると予想しています。