2013年12月5日、放置しすぎたサブ養蜂場の無駄巣が大変な事になっていました。仕事の関係上、一カ月放置する事もありますが今回は流蜜期と重なってしまい、久々に大量の無駄巣の処理をする事になりました。
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これが今回の無駄巣の基になっている植物です。 |
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鬼のように蜜を出していました。全群、蜜が溜まり過ぎて産卵圏を圧迫していました。 この植物の蜜はとても不味いので冬のミツバチの食糧になります。 巣の黒く成っている部分が、もとともの部分です。周囲を造巣して立派な巣碑になっています。 |
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6枚群でこの溜まり方です。一箱13キロ位ありました。今年は台風が直撃しなかった影響だと思いますが植物が元気です。 あまり貯蜜を持たせると分蜂しやすく、内部検査をしっかりする必要があり手間が掛ります。 |
無駄巣を除去していきます。
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こんな小さい無駄巣は一瞬で除去できますが、無駄巣を作らせる時点で、ミツバチの管理が甘い証拠です。放置養蜂というのを考えていますが、良いアイディアが浮かびません。 |
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ん!? ほう・・・・・でかくなったな無駄巣・・・・ |
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無駄巣が作られている側のフタにミツバチがびっしり付いています。これを放置するとフタと無駄巣が一体化して・・・巣箱が開かなくなります。 |
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見るだけでやる気が無くなるレベルの無駄巣を作っています。 以前、このレベルの無駄巣を放置して分蜂させてしまったので面倒ですが除去します。 |
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すでに7枚群くらいの規模だったので、標準巣箱(巣枠9枚入る)に移す事にしました。 |
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まず巣枠に付いている無駄巣を、女王蜂に気を付けながら除去しました。 |
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標準巣箱に、全ての巣枠を移してから新しい巣枠を2枚追加しました。これで2週間は放置しても大丈夫だと思いました。 群は大きいほどミツバチが増えるのが早いです。1~2カ月後には9枚群になっていると思います。 |
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移した巣枠で女王蜂を見つける事が出来なかったので・・・この無駄巣内に女王蜂が居る可能性が非常に高いです。 無駄巣ゆえに養蜂家は苦しまねばならぬ!! 無駄巣に女王蜂が居ないと解ってれば、手荒に除去できます。 |
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無駄巣を小分けしながら除去していきました。 案の定、無駄巣に女王蜂が居ました。 見つけた女王蜂は新しい巣箱に移しました。 |
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無駄巣除去完了しました。女王蜂を探しながら作業したので15分以上掛ってしまいました。 いつもは作業時間トータルで1時間くらいですが、今回は3時間も掛ってしまい、仕事終わるのが遅くなってしまいました。 |
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巣箱の底には蜜蝋が沢山落ちていました。ミツバチは、この蜜蝋の欠片を腹から作り出し造巣していきます。 |
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無駄巣内のハチミツが勿体なかったので、巣箱の前に置いてミツバチに吸わせる事にしました。 |
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ミツバチを潰すと、周囲のハチが興奮して騒ぎ出す事があるので、なるべく潰さない様に作業していますが・・・群が大きくなると作業中に潰してしまうミツバチがどうしても増えてしまいます。 |
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今回だけでバケツ一杯分の無駄巣を採りました。この無駄巣を巣礎枠に使ってくれていれば、巣碑枠5~7枚分は作れていると思います。 |
養蜂初心者の方は、ミツバチを放置しすぎない様にして下さい。今回の私の様に無駄巣除去という面倒で生産性が全く無い作業をする破目になるかもしれません。